イジメのような五輪スピーチ批判

 祝! 東京五輪招致決定。
 早速反日NHKは「あさイチ」冒頭で、4000億円も使ってと都民の声を紹介します。以前にも指摘したことですが再び問います。

「では、何に使えば納得するのか」

 きっとこうでしょう。

「福祉や環境、育児に介護」

 それは「個人の幸せ」で求めたいものですが、政府や行政ができるのは最大公約数まで。いや、むしろ公金を個人の生活の足しに廻せという強欲の告白に過ぎません。きれい事ではなく、我利我利亡者の告白なのです。

 さて、最終プレゼンでの安倍首相の発言をからかい、不安視する声は少なくありません。福島第一原発・・・というより、焦点は汚染水についてです。その方法については、キチガイじみた理想論から、現実的な解決策まで幅があるとはいえ、プレゼンにおいて解決を約束した安倍首相を皮肉り小馬鹿にするのですが、ならば問います。あの最終プレゼンの場に出席した上で

「とりあえず取り組んではいるけど、やってみないと分からないことが多いんだよね。もちろん、一所懸命やるよ。やるけどさぁ、未曾有の事態で、日本がはじめてやるわけジャン? で、約束はするけど、達成できると信じてるとは言うけどさぁ、なんていうのかな、前向きに善処的な?」

 ・・・などといって招致が実現できるわけがありません。というより、日本国への信頼が暴落することでしょう。言えるわけがないことを、正しいことかのよにあげつらうのは日教組の連中の得意技で、その教育が脳髄にまで染みこんでいる左翼日本の言論界では誰もが疑問に思わないようですが、安倍首相があの場に立った以上、あの言葉しかないのです。それへの批判は、批判のための批判で言論人としては最低の振る舞いです。

 一方ね、これは予測に過ぎませんが、確度の高い予想と自負するのが、仮に安倍首相が出向かずに、東京招致失敗とでもなれば、エルドアン首相が駆けつけたトルコとの比較で、政府は何をやっているのだと批判したことでしょう。相手の立場上、その台詞しか言えない状況での発言への批判は、バカでなければイジメです。

 そして冒頭の我利我利亡者への反論。少なく見積もっても東京五輪の経済効果は3兆円といわれています。ならば4000円の投資とみれば7.5倍の投資効率です。税金の使い方としては至極真っ当です。

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