利口な阿呆が唱える電子教科書論への危惧

暴論を垂れ流せるようになったのは「ソーシャルメディアの害毒」ですが、それでも「表現の自由」をすべての憲法の上に掲げる連中にとっては素晴らしいことなのでしょう。ならば差別用語とも戦って欲しいものです。「乞食」など海外では職業のひとつなのですから、職業に貴賎がないのなら・・・とは、印象の似ている言葉ですり替える詐欺師か左翼活動家か菅直人の論法です。

そんなネットの暴論を見て「電子書籍マンせー」の阿呆を発見。プロフィールにはMITに留学したとかで、佐々木俊尚氏と一緒にイベントをやっている時点であぁそっちの人かといつもなら気にも留めないのですが、こと「電子教科書」で痛い記事がありました。

<光合成の図式を動画で見せれば直感的に理解する。故に一生忘れない(筆者意訳)>

・・・馬鹿と利口は紙一重。経歴には東大出身とあるので、勉強はできたのでしょうが、この論理で言えば「NHK教育テレビ(現Eテレ)の番組を見れば充分」となります。それなら「視聴覚室」で充分ですし、いまなら各教室にテレビモニターは常設されているので、それで間に合うという論理。テレビはダメでiPadやタブレット端末ならOK。とでもいうのでしょうか。

端的に言えば「大人、それも相当勉強経験を積んできた大人の視点での解釈」。これ知識人を自称する阿呆どもが、現在の価値観で過去を裁く行為に似ています。事実を指摘すれば

「光合成を理解している大人だから直感的に理解できる」

ということ。傲慢ですな。子供は「動く」だけではなく「色」や「音」にも反応します。そして光合成以外の別のものを一生記憶することもあるでしょう。例えば

「iPadを見ましょうね。というなら教師はいらない」

とね。これは「赤本」とよばれた教師のためのあんちょこをのぞき見た時のわたしの感想。赤線の場所を偉そうに語っているだけだった日教組のクソ野郎・・・恩師をみての記憶です。子供侮るなよ。と、利口な阿呆に警告です。

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