第12話:Webの真価とは(最終話)

 いよいよ最終回。
企画の段階から数えて1年半。

原案段階では三ノ宮はそのままに、前回より登場した国生が
メインキャラとなる予定でした。

それはWeb担当者とはなんぞやという問いかけから始まりました。

経理部や営業部のように確立された職種ではなく、その一方
活用されれば営業部以上に会社にメリットをもたらす役割です。

はてさて。試行錯誤を繰り返しました。そして結論はペルソナに
ターゲットを合わせること。

そしてこの企画を受けた段階でひとつだけ私が出した条件を
加えます。

「リアルで結果を出せるWeb担当者」

IT業界ではない企業Webで結果をだすことが、私は最も
大切だと考えているからです。IT業界(加えて出版、メディアも)
の常識が世間の非常識であることは多く、ところがその非常識が
IT界の常識を提唱し、リアルが置いてけぼりにされます。

Web2.0、セカンドライフ、最近ではついったーも
同じ系譜です。トラックドライバーがツイッターにはまっては
仕事にならないように、鳶が「棟上げなう」とやっている暇も
ないようにです。

すると誰かが三ノ宮に・・・と、いう位置付けで国生を
配置したのですが、それではあまりにも「受け身」になり
過ぎてしまいます。そこで3度目の自主的な書き直しのとき
国生を葬り、萌絵を登場させ、鈴木を用意しました。

そして三ノ宮の成長は「自力」と。
この自力の象徴的な回は「コンサルタント」です。
自身の人脈からの経験が「舞台裏」に気づき、さらには
かなわないと思っていた上司がはまる様から、

「それほど開きがあるわけではない」

と知るのです。

最終回。まとめにも書きましたが「永遠の真実」を
織りこんでおります。

第12話:Webの真価とは(最終話)
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2009/10/30/6598

最後におまけのメッセージ。

一生、IT業界で生きていくならKPIやらなんちゃらを
学び続けてください。学ぶものが無くなることはありません。
なぜなら毎週のようにこの手の「キーワード」が誕生して
それを消費する産業構造になっているからです。

一方、IT業界に「しがみつかない生き方」を模索している
なら三ノ宮の成長を覚えていてください。社会をサバイブして
きた私の経験を散りばめておりますので。

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