「たろう君としょういち君」ムロ・ゾノフスキー著

 いま、何がくやしいかといえば漫画誌ヤングサンデーの廃刊です。

ムロ・ゾノフスキーという漫画家に期待していたのですが、その
連載誌がなくなったことを今こそ嘆くときはありません。

ムロ・ゾノフスキーさんはギャグ漫画家で

「リーマン教師 徳川ひかる」

というエロギャグマンガを(不定期?)連載していました。
当初は絵柄も安定せずに青年誌に必須の「お色気担当」にしては
弱いなぁと呟いていたのですが、次第に「ギャグ」に光るものがみえ
期待していたのですが・・・連載誌の廃刊です。

そのヤングサンデーは昨年夏に廃刊となり連載していた作品の
幾つかは小学館の他の雑誌に移籍したのですが、それ以外は

「ビッグコミックスピリッツ増刊 YSスペシャル」

で一応の「成仏」となりました。
そのVol.3に掲載された

「たろう君としょういち君」

が最高なのです。中川大臣の飲酒酩酊疑惑の舞台裏に鋭く(笑)
迫った仕上がりは超一級のルポルタージュをみている興奮を覚えます。

もちろん、ギャグです。

一升瓶を抱えた「しょういち君」を「たろう君」は「しょこたん」
と呼びます。中川翔子さんにかけているのは明らかです。

たろう君の背後に忍者のような官僚が降り立ち総理をこう呼びます。

「デューク麻生(作中は阿相)」

ゴルゴ13好きの彼ならそう呼ばせるのではないかと妄想します。
そして自分の言葉で語る細田幹事長の真相が解明されます。

で、当然というか小沢一郎が庶民派を気取り登場し総理は本音を
ぶっちゃけます。

「庶民庶民とうるせえ奴ほど
本当は庶民を馬鹿にしてやしねえか!?」

でもギャグで締めくくります。
しかしこの増刊号は書店で見ることもなく、昨年の発売のため
もう市中にほとんどないのです。あれば絶対に話題になったにと
ムロ・ゾノフスキーさんの不運を嘆きます。

ネット版がありこちらは有料で楽しむことができます。

「ソク読み」
http://st.shogakukan.co.jp/sh/catalog/product_info.php?products_id=2008088

というサービスで294円。
「たろう君としょういち君」はたった12頁の小品ですが294円
を払っても読むべき価値ある作品です。

但し、今週中が賞味期限かと中川さんのことも忘れちゃうでしょ
うから。

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