ゴールデンウィーク最中の本日はガソリン値上げ記念日と
なりそうな予感が渦巻いております。
てなわけで、本日はガソリン特措法について。
まず、山口補欠選挙での勝利を「世論」と強弁する民主党に
「そんなの関係ねぇ」と「ＫＹ」なつぶやきをする自民党
（政府）。
どちらもどちらですが、論理的には自民党は間違ってはいま
せんし、「空気」と「マスコミの論調」からは民主党が正しい
雰囲気も醸し出されます。
まぁこの点に関して言えば小沢民主党は徹頭徹尾終始一貫し
て「風」を頼りにしています。
「参議院での民意が表された」
という主張も同じくですし、その後の様々な選挙でも繰り
返します。
これは以前にも指摘しましたが、この「論理」でいけば
「補選や市長選の結果次第で解散総選挙」
となります。
うろ覚えの数字ですが衆院選挙には７６０億円ぐらいの
「経費」が使われます。それに加えて日頃の
「国政報告会」
などの街角に貼られる「事前活動」まで加えると、
選挙のたびにかかる費用は膨大です。
民意をいちいち反映させると言うことは財政厳しき折に
さらに国民の税金を政治に投入するという意味です。
相変わらず「財源」を示さずに
「ガソリン値上げ断固反対」
と訴えている民主党。自分たちがやらないから言いたい
放題です。まるで共産党や社民党です。
そこで元暫定民主党支持者として、鍋底に残る落としき
れなかったカレーの残りのような一片の愛情を持ち提言です。
「大胆な構造改革。永田町・霞ヶ関スリム化宣言を」
凡百な主張と笑って貰って結構ですが、衆参併せて
７２２人の国会議員に３５００万円、その秘書分がだいたい
２０００万円で総額３９７億円が毎年浪費、もとい投入され
ています。
２５％削れば１００億円です。
また、それに連なり議員宿舎など都内の一等地の施設は
大部分を売却し１箇所に統合します。そこは豪華に作っても
いいでしょう。但し、宿泊スペースは「カプセル型」、
作業（書斎）は漫画喫茶を模範とする「レンタル・共用型」
として土地活用効率を高くするのです。
歳費も見直しましょう。青天井の無制限とします。
天下国家の要職に就く人の経費を渋ってはいけません。
ここにも「但し」がつきます。
「１円単位、すべての支払いに領収書を」
子供の歯列矯正から、オムツ代まで提出させます。
もちろん、プライベートな部分は「非公開」で結構ですが、
守秘義務と罰則を強化した第三者機関での審査を要するという
チェック付きです。
「範を示す」
です。自らが特権と過分な待遇を切り詰めることで、
「暫定税率廃止後の予算を確保します」
が絵空事でなくなります。
次に踏み込むのが霞ヶ関です。
このＩＴ化の時代、歩いていける距離に省庁が林立して
いる必要性はありません。ましてや「縦割り行政」が常態化
しているのですから、各省庁は「霞ヶ関出張所」を残して
各地に移転します。北海道でも沖縄でも結構でしょうし、
「新幹線」の駅があるところと限定してもいいでしょう。
カラになった建物は民間に貸し出して「賃料」を暫定税率
や「後期高齢者医療」の原資とするのです。
・・・明日はメーデー。
その昔、
「血のメーデー」
が語れていました。労働者がかくも勇敢に戦い、国家が
いかに悪辣な弾圧をしたのかと。日教組系ですが。
民主党の支持団体のひとつに自治労が。
身を削ることに「政治屋」の反対があり、霞ヶ関からの
移転には完了の抵抗があります。
民主党に習って「絵空事」を呟いてしまいました。
「無駄を省いて予算を確保」
というなら具体的に切り込まなければなりません。たとえ
支持団体のご機嫌を損ねるとしても。
そして山口補選も「風」が吹いただけのこと。
が、私の見立てです。
まぁ政策の勝利ではなく「失策」の棚ぼたと。
