今朝の産経新聞に面白い記事がありました。
トヨタが後楽園ホールを借り切ってボーリング大会をしたと
いいます。
セクション毎に代表者をだして競いあい、「自発的な応援団」が
結成され計６２０人が秋の一夜を楽しんだとあります。
この記事のいわんとするところは、個人の時間を優先するあまり
会社組織内での交流が減り、それが「全社一丸となって」的な
企業力を喪失したのではないか、ならば今こそ！ てな感じです。
しかし、不思議なのがトヨタという一企業の、しかも東京本社
だけの社内レクレーションを紹介するのに
「５人１組の計４０チームによる対抗試合」
って、公的な競技でもないのに試合形式まで伝えており、ここに
かかる結果や盛り上がりもなく、「大規模」を伝えたいのであれば
総計の６２０人で済む話に字数を裂きます。
ま、お陰様で分かったことは
「４２０人もボーリングをしないでみていた」
という奇妙な光景。社内レクレーションですよこれ。
「ジャニーズ大運動会」でも「ハロプロ運動会」でもなく。
「トヨタの闇」にこうあったことを思い出しました。
「プチ北朝鮮」
将軍様のためにはいつも「自発的」な応援団が組織され、
自発的にイベントに参加し盛り上げるあの国です。ボーリングと
いう「遊び」を応援するために、競技者１人に２人以上の応援者
という姿を想像すると・・・なんだか重なります。
そして続いて「デンソー」の社員親睦の温泉旅行をこれまた
好意的に報じますが、こちらはトヨタをルーツとし、主要株主も
トヨタという会社。
ちなみにトヨタとデンソーの間に東京ガスも同じく社内ボーリ
ング大会を復活させているとありましたが、こちらは数年前と
アバウトで「という」で締めくくられた又聞き情報といった表現
で２行と３文字。扱いが違います。
極めつけは寄稿者は「名古屋特派員」。
トヨタの闇というより、日本の報道界の闇を垣間見る気がします。
■トヨタの闇
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4828413995
