巨人優勝でさらにプロ野球離れがすすむ

主催者発表をながらく演出していた「巨人軍」が優勝しま
した。リーグ優勝で、この後クライマックスシリーズがあり
勝者が日本シリーズへとコマを進めます。

巨人は入場者数を「チケット販売数」で発表しており、
チケットは「大人のつきあい」で売れ、余ったチケットは
金券ショップで値崩れを起こしていても、主催者発表は
「売れた数」としていました。

テレビ中継でがらがらのスタンドとの違和感が露呈して、
実数にしたようですが、民間の「興行」が数字をごまかした
ところで失うのは信用であり客で、最期は愛想を尽かされ
自業自得へと帰結するだけのことです。

そして今年はセ・リーグ&巨人ファンにいわせると

「面白いシーズン」

だったそうですね。

確かに昨夜の優勝を決めた試合も劇的だったようです。

巨人ファンの皆さん、おめでとうございます。

ところが私にはとある「憂慮」が。

「巨人優勝でさらにプロ野球離れがすすむ」

というものです。

今朝は4時頃からテレビを見ながら仕事をしていたので
すが、ピーク時には

「5分に1回、巨人優勝報道」

に辟易してしまいました。
一般のニュース。スポーツニュース。芸能ニュース。
さらには「生活コーナー」でも、

「優勝セールは」

と続きます。
東京近郊の人はご存じでしょうが、巨人の優勝セールは
ずっとしょぼいので特段の興味は湧きません。

今年、私の周辺で松坂や井川、イチローにゴジラの話題は
上がっても(詳しい人は井口や斉藤)、日本の野球は語られ
ませんでした。

20世紀の東京は「今年の巨人」はお天気並みに

「世間話ベスト3」

にはいっていたものが今は昔と耳にしません。

ところが優勝すると「巨人巨人巨人巨人巨人巨人巨人巨人
巨人巨人巨人巨人巨人巨人巨人巨人巨人巨人」。

日ハムの連覇はちらっとだったのに。

元同じフランチャイズのセパ優勝ですから、もっと盛り上
げ方だってあるでしょうに。

インターネットで「自分の(知りたい)情報」を入手でき
る時代に、一緒に染まった馴染みのない報道は、報じる番組
よりもそのコンテンツに不快感を重ねてしまいます。

巨人ファンのためにも「不偏不党」の報道を期待します。
義父が巨人ファンのため。わたしゃ大嫌いな球団ですが。

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