週末見かけたモラルの低下

月曜日からなんですが、週末見かけたモラルの低下について。

親学などという大層なものを始めようとしていますが、その前に

「日本躾学」

が必要ではないかと思う今日この頃です。

躾とは身が美しいと綴り、バストやヒップ、ウェストに身長の
高低というものではなく、その身の所作、振る舞い、全般へのこ
とで一言でいうなら

「他人を不快にさせない」

ことではないでしょうか。

人の振りみて我がふりなおせ。
人の所作でやだなぁと思えばやらないこと。
このやだなぁのラインが崩れてきていることが最大の問題では
ないでしょうか。

土曜日に墓参しました。

ウチの墓所は分譲が始まってすぐに購入したことから、角地で
掃除もしやすい「好立地」です。

墓参りというと菊の花と思っていたのですが、最近はパンジー
などの鉢植えの花も捧げられております。

根がある分だけ長持ちするということでしょうか。
しかし根があっても水を与え、ケアをしなければ花も枯れます。

ドライフラワーと化した「生花」などは、霊園の管理事務所が
撤去してくれているのですが、「鉢植え」となると

「枯れたかどうかの判断」

が難しいためか、乾いた鉢植えの土と相まって、廃墟感が増幅し
ます。

お彼岸などの「繁忙期」ともなると、鉢植えパンジーのミイラが
ゴミ箱に堆く積まれています。

好立地に眠る父のもとへいき、掃除をしているとその脇にある
植え込みに見たこともない枯れかけた花がありました。

新しい花でも植樹したのかとみると、

「半ミイラ化した鉢植え」

です。
お供えで枯れた鉢植えを植え込みに捨てたということです。

みると、同じ列の七軒となりがこの「鉢植え献花」をしています。

墓場で犯人探しも報復もなんですので、拾ってゴミ箱にいれまし
たが、サッカーのハーフコートぐらいの大きさの都市型霊園ですから
ゴミ箱までは100mもありません。

自分さえよければよいという風潮ですが、

「自分の墓さえよければ良い」

なんだか世知辛いも極まれりです。

墓参の後は竹の塚駅前の小さな中華料理店にいくのが恒例です。

お昼時とあって席に着いた直後に満席となりました。

マスター一人で調理しているので、オーダーが立て込むと席は
なかなか空きません。が、それに見合う味のお店ですから、時間を
ずらすのがポイント。

12時30分を廻った頃、一組の家族連れが来店。
あいにく満席です。

するとここのダンナさんが捨てぜりふのように

「折角、きたのに」

・・・ならば店の都合も考えなさいな。
忙しいランチタイムなら満席だってある。

「折角」

というなら12時前に来い。お前は何様じゃ。

と餃子を口にしながら心のなかで毒づいていると、

「待たせて貰って良いですか」

まぁ、「折角」きたのだからそうでしょう。

女房子供は目の前の西友で時間を潰しにいき、旦那が並ぶことに。

するとこの旦那、

「入り口のガラス戸から店内を眺めながら並ぶ」

のです。
腕組みして。その様は空席を見つけたら逃さないハンターのようで
間抜けさ全開です。

そして、行列に並ぶ人の気持ちはあまり分かりませんが、店内で
食事している人の気持ちとしては眺め続けられるのは、心地よいも
のではありません。

また、行列ができるのを売りにしているラーメン屋ならともかく、
昔から営業している小さな店の入り口に腕組みして立っている男が
いる光景は決して美しいものではありません。

冒頭の台詞もこの行動も自分の都合以外は、一切斟酌していない
という見事さ。

この旦那一家が席を確保したしばし後、中華屋を後にしました。

中華屋前の公共駐車場3階にクルマを止めていたので、
エレベーターをまっていると、2人の孫を連れた60手前の
おじいちゃんが登場。

エレベータが開くやいなや、先に待っていた私達の前に割り込む
ように乗り込み、それに孫が続きます。

・・・私も大人ですし、些細なこと。

目的の階は同じで、「後から乗った」ので、「先に下りる」こ
とになります。

先に下りて、おじいちゃんと孫2人が下りるまで、扉を押さえて
待ちました。

小学3〜4年生であろう孫の一人は軽い会釈をして、もう一人は
我先にと下り、じじぃは会釈も礼もなにもなく、前にいた私が邪魔
だといわんばかりに、身体をよじりよけるようにでていきました。

子供は大人を映す鏡です。

自分の都合だけを優先する姿を見て育てば、そうなる子供を責め
るのはあまりにも酷というものです。

人の振りみて我がふりなおせ。
言葉が身に染みた週末でした。

親学などと大層なことを持ち出す前に

「躾」

という、ともすれば大人に対して口にすること自体が非礼である

「当たり前」

からやり直して欲しい欲しいものです。

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