「近隣諸国」への500円玉貯金

党の存亡すら危うい左側系の人達が騒ぐのは、それぐらいしか
目立つ場所がないので

「かんばれー」

と応援してしまうのは日本人的な「判官贔屓」からでしょうが、
どうして大騒ぎするのでしょうか。

安倍晋三首相が春の例大祭にお供え物を贈った贈らないのあれです。

・・・多分、やめてくれよと思っているのが中国とみております。

来年に押し迫った北京オリンピックもありますし、軍事大国、
資源植民地化、知的所有権などなど、いまはできるだけ波風立て
たくない時期ですし、

「安倍晋三首相の灰色の落としどころ」

は、後に噛みつく余地を残し、且つ、現時点では「落としどころ」
として「不快感」だけ示せますので申し分ありません。

お隣の韓国は相変わらずストレートな物言いですが、彼の国も
今、国内が大変な所に来て、歴史的親分のおとなしさに肩すかしを
喰ったというところでしょうか。

中国としては春秋の例大祭、そして終戦記念日などの参拝に
安倍さんが本当になにもしなければしないで、攻撃材料ができ
るのも「今は」困ります。

努力が実り、「アメリカ発、いわゆる慰安婦問題」が盛り上がり
を見せ、かつ「南京から70周年」で、かなり怪しい出自の原作の
映画化に成功したりと

「極東アジアの中の善玉と悪玉の印象操作」

が順調です。だからあからさまな内政干渉である「ヤスクニ」は
日本との個別取引の材料には喜んで持ち出しますが、国際社会的に

「今はキープ」

としたいところです。

ところが「日本のメディア」が騒ぎます。

これが中国国内に飛び火すると「厄介」です。
国内世論の暴発はできるだけ避けたいのです。

新しい記憶を紐解けば「天安門」のように、学生を戦車でひき殺
す国ですかし、日本領事館へのテロ・・・もといデモでもあっさり
と首謀者が捕まる国です。

国内世論なんて中国政府=中国共産党が「カチン」とくれば、
あっというまにもみ消すことでしょう。

しかし、「対外的」にまずいのです。
人権のない国と思われるのは。

資源植民地化をするためのアフリカ進出だって、国際貿易に
しても人権がないと思われるのはなにかと芳しくありません。

先日、ライトウイングな後輩が

「中国に人権なんてない」

といいましたので、私は「ある」と。そして続けます。

「中国。というより中国共産党が考える人権は、日本人の
それとは異質だけどある。そして、彼らの人権はいつも
党や支配者の都合により解釈される」

チベットやウイグルで起こったことと、香港の扱いを見れば
一目瞭然です。

ただこれに対して西洋的人権論で「ない」というから、彼らの
レトリックに丸め込まれてしまいます。

「中国四千年の歴史あるね。人権も色々。会社も色々。
ニッポンの前の首相もいてたね。解釈とてもむつかしい」

彼らはとてもしたたかなのです。誉め言葉も含めて。

「ヤスクニ」を大騒ぎするたびに、「近隣諸国」の日本との交渉
材料に500円玉貯金しているようなものだとメディアはいい
加減気づいて欲しいものです。

交渉上手な彼らは「10万円貯まる貯金箱」を20万円で売ろう
とします。

「差額は貯金をしなければならなかった貧しさへの保証」

といって。
そして缶切りで貯金箱を開けると500円玉1枚だった的な。

そう「差額」としかいわずに。

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