日本経済の業界紙、日経新聞。

やっぱり週の真ん中水曜日の祝日ってうれしいですね。

ウェブ担当者フォーラムの来週分の原稿と、秘密の政策立案の
ボランティアをしたりとゴソゴソしていたのですが、二日間集中
して仕事して、休んで、新たな気持で後半戦に挑めるのが良いで
す。

「ハッピーマンデー法」

のだらだら三連休と違いメリハリがきいています。

中小企業には関係がありませんが、まぁ景気回復も極まれりと
いった紙面だったのが今朝の日経新聞。

バブルの頃を思い出します。

大企業の全面広告の開花宣言です。

東京の14版に掲載されていたイメージ広告です。

東芝(本決算)
ボーイング(第一四半期)
トランスコスモス(本決算)
日清オイリオグループ(本決算)
東京電力(本決算)
オリックス生命(本決算)
ユニバーサルランゲージ(洋服の青山のブランド・本決算)
オリンパス(本決算)
富士通(本決算)

新聞広告の値段は諸条件により異なるので、一般論的ですが
日経新聞の場合、おおよそ1000万〜1200万円ぐらいと
いわれていますので約1億円の出稿量が動いたこととなります。

HISなどの「販売広告」はカウントしていません。
あくまでイメージ広告だけです。

景気が悪くなると最初に削られるのが広告費で、バブリーな
イケイケ状態になると増えてくるのがお調子者の

「イメージ広告」

です。実売には結びつくことは少なく、クリエイターと社員の
自己満足という福利厚生のために使われていますが、またとても
重要なのが

「お付き合い」

の意味もあるからです。

「業界紙」

というものをご存じでしょうか。
スーパーマーケットの展示会に行くと「冷蔵機器」「米穀流通」
「パッケージ」などなど驚くほど細分化された新聞を入手できます。

物流・IT、病院、福祉、公共工事などなど様々なジャンルに
渡りそれぞれの業界紙が存在します。

なかには新聞の「売上」で発行を支えているところもあるので
しょうが、その多くは「広告」で賄っています。

とある企業が取材を受けました。

暫く後、「名刺広告でも・・・」と営業がやってきます。
名刺広告とは名刺大のごあいさつ広告です。

取材して貰った手前、お付き合いで広告を出します。
するとことあるごとに「取材」の申し込みがあり、受けるたびに
広告をお願いされます。

「業界紙の取材は金がかかるから本当は断りたい」

というのが本音です。

雑誌でも「記事広告」というのがあり、何度も書きましたが、
某誌では

「新田恵理さんが30分で5万円」

で取材受けてくれないかと電話があったものです。
今なら話の種として受けたのですが、馬鹿馬鹿しいと断ったの
が残念です。もっともおニャン子世代ですが、新田さんのファン
でなかったことも断った大きな理由です。

これら「大人の事情」を卑下するつもりはありません。
広告は企業の、いや大企業の懐具合を計るバロメーターだという
ことです。

新聞から得られる情報は記事だけではありません。

前掲の出稿各企業の後ろにつけた「本決算」とは3月末のことです。

決算前の3月末日までなら発生した経費を償却することができます。
そして経費が少なく、儲けが多ければ税金を沢山払わなければ
なりません。
そのままジッとしていれば税金として消えていきますが、

「広告費」

なら経費として自分たちで使うことができます。

これには新聞への掲載料の外に、制作費、プロダクションへの支払い
などなど色んな「調整」をつけやすいものが含まれます。

独り言ですが、テレビ局社員が下請けの製作会社にキックバックと
いう裏金を要求するようなことは広告の世界では

「ドラえもんがポケットから道具を出すようなもの」

で、日常の風景です。
税金で持って行かれる分を、みんなでワケあう美しい国。日本の形
をそこにみます。

独り言ですよ、念のため。

キャッシュだとどうにもならないものが、色んなルートを巡ること
により、色んな形に化けさせることができます。

非合法でも、合法的な行為でもです。

日本経済の業界紙、日経新聞。

日頃の「お付き合い」がものをいうのは、

「放火された被害者、ドンキホーテがバッシング」

されたことを思いだせば、文字通り

「火を見るより明らか」

です。

現金でもっていれば税金として納めなければならないお金。
お付き合いを重視するのは商活動の一つです。

ブログ村に参加してみました。宜しければ右バナーをクリックしてください→ にほんブログ村 政治ブログ メディア・ジャーナリズムへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください