たった1秒で日本は核武装

議論すら許さないと言うのなら明らかに「言論の自由」に抵触し
ますし、自由闊達な意見交換を封殺することは、それが左側へでも
右側に向かっていても危険な兆候と以前にも指摘しました。

多様な議論が進められる中で「まぁまぁ」と間を取るバランス感
覚は日本人の優れた能力の一つです。

曖昧文化の真骨頂といって良いでしょう。

ただし、これも多様な「論」があってはじめて成立します。

だから「議論すること自体を否定」するのは言論封殺ですし、彼らの
主張は論理が破綻した感情が主成分だったりします。
その「感情」の含有率はバファリンにおける「優しさ」を圧倒時に
凌駕します。

なにせ終着駅はいつも「核武装」ですから。

もしくは以下のような虫食い算です。

核武装議論 × ■ = 核武装

答えありきで議論を始める様は、「尊師が世界を救う救世主(メシア)」
が常にその答えだったために、手段も手法も大きく踏み外してしまった
団体と同じです。

議論は答えありきで行ってはなりません。

■保坂展人とことこブログ〜核武装議論容認論者にレッドカードを〜
http://ie.to/ω1397

保坂さんは私が敬愛する「西原理恵子画伯(漫画家)」の恩人と
して敬う気持ちはあるのですが。

「ブログ(メルマガ)における引用という名前のパクリ撲滅委員会」

に所属するものとして、詳しくは保坂さんのブログを見て欲しい
のですが、一番スッキリと典型的な主張がなされています。
※前述の委員会は実在しません。念のため。

その最たるものが、日本が核武装をするためには

NPT(核兵器の不拡散に関する条約)脱退

をしなければならず、今の北朝鮮同様世界中から孤立することに
なるというものです。

が、しかし。
孤立という表現は正しくなく、中国もロシアも相変わらずです。
さすがに核実験をしちゃったので「ポーズ」を取らなければなら
ないのでやっているといったところです。

それでも日本が核兵器開発のための核実験もろもろを行えば、
似た状況になることは考えられますし、そもそも人口が密集してい
る日本国内には

「核実験する場所がない」

ので、実現不可能なのです。

つまり、

「非核原理主義者」

にとって有利な材料が揃いまくっているのです。
だから、

「いいですよ? 議論しまくりましょうか?」

と大人の対応をとり、特に政治家の皆さんなら国民に

「核を持つリスクと持たないリスク」

の説明を議論を通じて知らしめるチャンスなのです。

しかし、まるで「核」といっただけで呪われるか穢れるかのよう
な過剰反応をして、その姿は大人のそれではなく、

「今日家に帰るまで自分の影を踏んだら死ぬ」

と勝手に決めて、自分だけビビッている小学生です。

憲法も非核三原則も神様から与えられた自然の摂理ではなく、
私たちの前の世代が決めたことです。

科学の常識が塗り替えられ、バチカンでさえ地動説を容認するよ
うに人は過去に縛られることなく、新しい時代を切り開いていくこ
とができる能力を、他の動物より少しだけ多く与えられています。

もちろん、

「変えてはいけないもの」

もあります。だから「話し合おう(議論)」しようよと。

現実的には日本が独自で核武装をするのは不可能に近いのです。

だったら・・・ねぇ。

但し、ウルトラCというか

「たった1秒で日本は核武装」

できます。
官房長官が記者会見でこう話すのです。

「日本は唯一の戦争による被爆国家として核兵器の開発は致しません。
しかし、我が国を取り巻く状況は火急の対応を迫られており、
国民の安全を第一に考えた結果、日本国政府は現在は友好国である

『戦争で唯一核兵器を使用した国家、アメリカ』

に「核武装」をアウトソーシングすることにしました。
餅は餅屋の例えの通り、経験者に委ねることにしたのです。
ただし、日本は非核三原則に則り、一切の核兵器の

『国内流入』

は断固阻止します。
しかし、在日米軍の基地及び居留に関しましては、両国の取り決
めにより、日本国政府の監督外の米国領土して今までもこれからも
関知しておりません」

本日は、ブラックユーモアを多めに盛り込んでおります。

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