意外だったのが「ニュース女子」についてあまり触れていないこと。百田尚樹氏と村西とおる氏の対談企画で指摘しているぐらい。
やや肩すかしをくらった感じですが、この対談は面白い。村西とおるさんは、福島のいわき市出身で、原発ができる前と後の現地の空気をセキララに語ります。
そして事故後の心境を「原発この野郎とは思わない。みんな仲間だったから」と語ります。
両者共に最大の問題点を「メディアの自主規制」とします。これは私のような末席の物書きでも感じること。
メルマガやブログ、ネット媒体では許される表現や指摘が、紙媒体になった途端、自主規制の対象になることはしばしば。
一方でAJCN代表 山岡鉄秀氏《日本に言論の「自由はない」の嘘》が指摘するように、国連特別報告者 デビット・ケイ氏に入れ知恵する反日活動家の間違った情報は野放しに拡散されています。
加瀬英明氏の《朝日新聞はポルノ新聞である》は、そのオチは手にしてお読みいただくとして、読書投稿欄の「声」でやらせというか、セミプロともいえる「投稿者」に依頼していたことが暴露されています。ほぼ「やらせ」ということです。
ネット媒体「アゴラ」編集長 新田哲史氏《ネットメディア“左傾化”が進む理由》の主張には頷けないのは、私がインディーズ系ブログばかり辿っているからでしょう。
ハフィントン・ポストのように、朝日新聞の子分はネット媒体というよりネット支店で、「ネットメディア」という認識が私の中ではありませんでした。
そして「ヤフーニュース」が二重国籍が発覚した蓮舫氏のパブ記事(宣伝記事)のようなインタビューを掲載した背景に「左傾化」を見つける氏の指摘は、同業者をよく観察しているからなのでしょう。そして先日、パヨクのホルホル番組(自己満足を意味すると思われるパヨク用語)TBS「サンデーモーニング」に、バズフィードの編集長 古田大輔氏(元朝日新聞記者)が出演し、古巣と足並みを揃えるコメントをしていたことが指摘を裏付けます。
確かに大きな資本のネット媒体に左の傾向が見られます。が、ゲリラ的なネット媒体は、むしろ純粋な公平性を求める結果、欺瞞と虚偽に満ちたリベラル左翼の嘘を暴いており、バランスはとれている気もします。
「ヤフーニュースしかみないし」という方、必読。いずれ、朝日新聞しか読んでいなかったために、時代に取り残されたパヨクのようになりたくなければ。
■月刊Hanada 2017年4月号「大メディアの嘘とヘイト」
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B06X3ZT8C6