読み物は「植村隆元記者の○○記事、第三者委員会徹底検証」。
櫻井よしこ、西岡力、阿比留瑠比の3氏。20ページを超え、読みごたえタップリ。
なかでも一番の「見物(みもの)」は
“「朝日より保守派が悪い」とした林香里委員”
とキャプションが付く同氏の顔写真。編集部の感情が透けて見えるチョイスに笑いました。
林香里氏は朝日新聞の第三者委員会のメンバーで、阿比留記者も存じ上げなかったという人物ですが
「慰安婦性奴隷説」
を絶賛拡散中の吉見義明中央大学教授の裁判闘争を支援している会のメンバーだそうです。
この人選だけで「朝日新聞」の姿勢が見えるというものです。
今月号の一番の目玉は「テロリストVS公安外事三課の戦い」。
産経新聞大島真生記者によるもので、外事三課の性質から記事にできたのは氷山の一角とみていますが、テロは対岸の火事ではなく、あした東京で、大阪で、博多で起こっても不思議ではないことを教えてくれます。
そして個人的な心情からはこちら。
「橋下徹(市長)の言論封殺を許すな」。
わかるなぁ、その気持ち。まだ「内容証明」とどいていないけど。
藤井聡さんが、いわゆる「大阪都構想」の現実的な課題を挙げたところ、橋下徹大阪市長、維新の会相談役だっけ? が、ツイッターで罵倒を開始し、それにびびった関西メディアが沈黙しているという体たらく。
そういえば何かと橋下氏に肩入れする「ミヤネ屋」でも触れていません。
また、同じ宗派に属する立場から後藤健二氏の行動への理解を示した佐藤優氏のコラムが、私の見立てと同じだったことは、自慢というより、一神教の信徒(あえてイスラムともキリストとも言いません)の行動を読み解くよすがとなります。
短いコラムではありますが、西村幸祐さんの「メディアスクランブル」は、NHKや朝日新聞らが「イスラム国」を執拗に使い続けていることについて
“ISILの機関誌になったかのようだった”
とはその通り。
■月刊 WiLL 2015年4月号「植村隆元記者よ、言論で戦え」
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B00S5TOFZ4