痛快な罵倒。いや、これが真実なのですから爽快です。
韓流時代劇とは「朱蒙」「太王四神記」「ファン・ジニ」「チャングム」などなど。
筆者は「嘘」とばっさりと切り捨てます。分かりやすい一節を引用すれば
「日本の視聴者は水戸黄門と大河ドラマを区別するが、韓国人は水戸黄門(のような創作劇)を史実と信じ込む」
そしてこの背景を
「誇るべき歴史がないから創作する」
とバッサリ。
丹念に読み込むと、韓半島の歴史のなかから誇るべき人材を拾い上げ紹介もしているのですが、ところがその末裔達にとって都合の悪い事実、他国の支配下にあったり(ほとんどそうなのですが)、他国との戦争に負けたり(これまた同じく)が絡むと、それに触れずに都合良く歴史を創作することを批判しているのです。
また、創作の過激さも群を抜いており、「太王四神記」で登場する「西百済説」をもって、
「水戸黄門のような時代劇ですらなく、『戦国自衛隊』のようなSFドラマかも知れません」
とカテゴライズします。
著者は韓流時代劇を否定しているのではありません。娯楽作品は随所で褒め称えています。ただし「歴史ではない」と指摘しているだけのことです。
その歴史を作品にはめ込むために、数々の捏造が創作され、その背景にある韓国人のメンタリティと、日本への憧憬を喝破します。
そしてこの指摘は深く心に記しておくべきでしょう。
“韓国政府は国家ブランド委員会もつくって、捏造歴史ドラマの大量導入をはじめ、「ウソもつき通せば真実になる」という信念を持って取り組んでいます”
この宣伝工作に日本は敗北しつつあります。
■韓流時代劇と朝鮮史の真実
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