韓国に負けるべくして負けた日本代表、男子

誉めて育てる。これは正しい。しかし、それは一定のレベルに達するまでの育成期間のはなしで、より高見を目指すときに目の前のカベを指摘し、間違った選択を正さなければなりません。時に厳しく、必要に際し説明を尽くして。企業でも子育てでも学校でも同じですが、例外は政治だけで民主党にその学習能力はないどころか、自己顕示欲の強い優等生の集まりですから叱責でもしようものなら「イラ菅」のように逆切れするのが相場です。そして誉めてあげると図に乗って、天皇陛下までアゴで使おうとするので彼らには1秒でも早く地上から消え去って欲しいと願っています。それは「党」であって個人ではないので、反省する能力がある人は、本当に考えを同じくする人とやり直して欲しいものです。

 

話を戻します。厳しい言葉が必要な「サッカー」も同じです。かつてオウンゴールを決めてしまったコロンビアの代表選手は射殺されました。そこまでは望まないまでも、不甲斐ない試合をした選手を誉める言葉を持つべきではありません。「疲労」は誰もが抱えており、ナデシコでも韓国でも・・・ウサイン・ボルト以外は、彼が別次元・・・抱えているものです。そしてそれが理由となるならば、「スタミナ不足」という告白です。高校サッカーレベルでいうなら「走り込み不足」。

 

荒れたピッチ、状態の悪いグラウンド・・・は、対戦相手も同じ条件で走っているので言い訳になりません。

 

自分たちのサッカーができなかった。それを実力不足と言います。ブラジル人がトラップミスをして、誰かのせいになどしません。

 

オリンピック代表の負けた2戦・・・というより、「グラスゴーの奇跡(笑)」も無惨な試合でした。日本は幸運の上に、ハッピーを振りかけたような展開で、ひとり少ないスペイン相手に追加点を取れなかった「決定力不足」は、みていて恥ずかしくなる内容です。それでもまだ走っている分だけマシでしたが、メキシコ戦、韓国戦は足が止まっています。

 

メキシコ戦の日本代表はまるで「バイオハザードの雑魚キャラ」でした。そこを突破すれば興味を失い、もとの位置に戻っていくゾンビやカラスです。パスミスでボールを奪われても、一対一で奪われても、相手が逃げれば持ち場に戻るところで勤勉性を発揮します。これでは相手のモチベーションが「突破」に注がれるのは当然です。例えばナデシコの澤などは、よくボールを取られるのですが、すると追いかけプレッシャーを与えます。これにより相手選手は後方も意識しなければならず、選択肢が狭められるのです。ところがバイオの雑魚キャラです。突破すれば戻っていきます。また、この試合ではスローインも単調に前線に送るだけで、かなりの確率でメキシコへのバックパスになっていました。メキシコから500円ぐらい貰っても良い活躍をした日本選手は少なくありません。さらに点を取らなければならない状況でパスを出します・・が、これは日本代表病。ボールをこねくりまわして何もしないのは日本代表の「お家芸」。

 

その反省が活かされなかったのが韓国戦。さすがに「雑魚キャラ」は解消されていましたが、ふたつの試合に通じて最悪だったのが

 

「パスを待つ」

 

という点。まるで小学生・・・昭和の学校の授業でやったような。立ち止まってボールを受け、一発でピタリととめる止める技術があるならばまだしも、止まっている人間に動いているボールが当たった場合の跳ね返る角度は容易に想像できます。その結果、ボールが奪われます。選手とボール、両方が動いている場合、途端に選択肢が増えるので後ろからボールかすめ取ると言った行為は格段に難しくなります。

 

韓国戦の失点は日本がよくやられるパターンで、逆に韓国選手を誉めてあげたい。やられる日本が悪いのです。ただ、失点後の「点を取りに行く姿勢」は論外。突破してゴールマウスがみえる局面でもパスをします。それは

 

「綺麗な形でのゴールにこだわった」

 

のか、

 

「撃って失敗するのが怖かった」

 

かはわかりませんが、どちらも論外です。PKでもオウンゴールでも神の手シュートでも1点は1点。これがサッカーです。2点ビハインドで敵の選手が倒れて、審判の要請もなくボールを外に出すのはフェアプレイではありません。敵の時間稼ぎに加担する戦犯です。状況から見て、彼には韓国から1000ウォンぐらいあげて欲しいものです。

 

にわかサッカーファン歴、18年に過ぎませんが、今回の五輪代表男子はフランスワールドカップ以前の、世界を語ることそのものが恥ずかしかった時代の代表を思い出しました。ただ、当時は本当に実力不足で、今回の代表のように世界クラスで戦える武器を持っているのに何もしなかったふぬけとは違います。そしてあの頃のファンはもっと優しく、しかし厳しかったと記憶しています。

 

頑張った、お疲れ様。それは身内がかければ充分な台詞です。

 

 

 

 

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