Web屋に最適な媒体。古典的営業に通じるメルマガ

 まぁ何を今さらといいなさんな。

インターネットを通じて、リオデジャネイロのハウゼンさんに
明太子を売ることができるこのご時世でも飛び込み営業が廃れず
楽天市場をひやかせば、いらないものまで売りつけられるとしても
商店街のおばちゃんが大根を奨めた日には、おもわず余計に買って
しまうのが人情ってもんでぃ。

と、大阪生まれの私が江戸弁風の言葉を使うのも何ですが、
結局商売とは「ひととひと」ということです。

今は亡き、私の営業の師匠の営業スタイルはハッキリ言えば
やぼったく、隣に立っているこちらが恥ずかしくなるものでした。

だから断られることも少なくありません。

ところが「掴んだ客」は話しません。それは全盛期のアントニオ
猪木のコブラツイストのように。あるいは、足の四の字固めのよう
に外れそうでいて、がっちりとはまっていきます。

その理由に気がついた時に、彼を尊敬しました。

結論は「人柄」。仕事が欲しくておべっかを使っていますが、
師匠の本質は「人好き」。人間が好きで好きでたまらなかったの
です。

私とはキャリアは勿論、立ち位置も人間性も、姿達に至っては
秋風を越え寒風吹きすさぶ頭髪に、年季の入ったメタボ体型で
価格が一目瞭然のネクタイに、スーツも以下同文ですが、

「ひとがすき」

という点は完全に一致しており、彼は照れながら迷惑ときっと
いうでしょうが、私の営業の師匠は彼だけです。

と、いう思いを込めて本稿をしたためております。

■心得其の190
「Web屋に最適な媒体。古典的営業に通じるメルマガ」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/10/27/9075

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