月刊正論2016年12月号 渦中の石原慎太郎氏 側近が反論

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 なんと言ってもオススメは宮脇睦先生による「ネットバスターズ」。
 一般の報道にのらない「ネットの話題」を「悲報」「朗報」で切り分けつつ、パヨクの「ダブスタ」を指摘します。

 江崎道朗氏のSEIRON時評は特別版「ロシアに気を許してはいけない」は必読。ロシアという国の本性、「北方領土問題」が生まれた理由を紹介し、安易な解決の選択は、竹島と尖閣諸島にまで及ぶとの指摘は肝に銘じておくべきでしょう。

 青山学院大学教授 福井義高氏の連載「世界の歴史最前線」は、日本が古来より女性を尊重する社会であったことを紹介してから、世界に目を転じたとき、日本を除くアジアにおける「女性排除」が、文字通りに生命レベルで行われていると喝破します。

 命の定義にも触れますが、「出生前診断」により女児と分かった時点で殺されていると。

 サブタイトルにもある石原慎太郎氏の元側近、浜渦武生氏のインタビューは、当事者の肉声がもつ迫力はありますが、想像通りというか予定調和。いや、これしかないというべきでしょう。

 ワイドショーが建築エコノミストの珍説を珍重し、壮大な陰謀論を展開しようとしても、現場の技術者が忖度し、トップはよっしゃよっしゃで判子を押したということ。

 問題の本質は「豊洲は安全か」ということ。これについて「神さま」にインタビューを試みたのが評論家 小浜逸郎氏。神さまに尋ねるところが、この「騒動」の馬鹿馬鹿しさを示していて秀逸。

 シリーズ連載「日本虚人列伝」の第3回は文芸評論家の富岡幸一郎氏による「村上春樹」。村上春樹を純文学ではなく通俗小説として評価。私にはフランス書院のできそこないに思えた村上文学は、こう解釈すべきかと得心。

 Twitterで「獣性がないなか執拗な性描写に、生徒会役員や図書委員が、むっつりスケベを満足させていた」とつぶやいたのは、本連載を読んで言語化できた私の村上春樹評です。

 八重山日報編集長 中新城誠氏は高江ヘリパッドを巡る反対の「所業」と、地元紙の偏向報道を厳しく批判。当然です。

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