「ポケモンGO」陰謀説のあり余る状況証拠

「ポケモンGO」陰謀説のあり余る状況証拠

pokemon

 一般紙まで熱い期待を寄せる「ポケモンGO」に、ロシアが陰謀説を唱えます。

“「米国の特殊機関がスパイ活動のために開発した」と見なし、国家の安全保障を揺るがす恐れがある“陰謀”だとして、禁止を求める動きが出ている。”
産経ニュースより
http://www.sankei.com/world/news/160721/wor1607210004-n1.html

 20日のインタファクス通信からの引用で、スマホの撮影情報がスパイを利するというもの。

 トンデモ説と一蹴するのは、平和ボケしたお花畑に住む日本人です。国家の安全保障を担う立場なら、検討に値する警告です。なにより「状況証拠」が揃っています。

 ポケモンGOの熱狂から、数々の騒動が報告されており、「歩きスマホ」により崖から落ちたり、車にはねられたり、その車を運転しながら夢中になり、警察車両に突っ込んだりと「社会問題」になりつつありますが、陰謀論には繋がりません。

 陰謀論を裏付けるのが

「原発施設に侵入」

 というもの。他にもホロコースト追悼施設や戦没者墓地にまでユーザーが浸食し、さらにまだ利用できないはずの、韓国38度線の北で「ポケモン、ゲットだぜ!」ができたのです。韓国は国防上の理由から、精密な国内地図データの、国外流出を禁止していますが、独自のデータ・・・ま、人工衛星からの精密写真があるのですが・・・をもとに設定したのでしょうが、なにも危険な「国境」にポケモンを出現させる必要はありません。

 ポケモンの出現場所は、位置情報で設定されているとされ、つまりそれはGoogle、もとい、Googleからスピンアウトした「ナイアンティック」社の意のまま、思いのまま。

 遡れば「原発施設」にポケモンを出現させたのも、ホロコーストや戦没者墓地も同じです。不謹慎で不敬で、安全への挑発をしている。と、見られてもおかしくはありません。

 そして陰謀説の補助線となるのが「個人情報」です。

 技術系Web媒体「TechCrunch」の2016年7月12日の報告では、ポケモンGOのサインイン(ユーザー登録)にGoogleのカウントを利用すると、アカウントのすべての情報をサービス提供者が読み書きできる「フルアクセス」を要求されることがあるようです。

 しかもその要求は、起こるときと、起こらないときがあるといいます。ポケモンGOのシステム上、フルアクセスが不可欠なら、すべてのユーザーに求めなければならず、不要ならそもそもフルアクセスする必要などありません。サンプル調査ならば、その趣旨を説明すべきですが、確認もおざなりだそうです。

■ポケモンGOは、Googleアカウントのフルアクセスを要求する
http://jp.techcrunch.com/2016/07/12/20160711pokemon-go-shouldnt-have-full-access-to-your-gmail-docs-and-google-account-but-it-does/

 ひとつの可能性としては、ユーザーが意図するしないに限らず、スパイの協力者「エージェント」に仕立てるユーザーを、ランダムにチョイスすることで、当局によるサイバー上での尾行を逃れる狙いです。

 すべての条件で等しく発動する場合、いくつかの条件で作動させ、その時、「ポケモンGO」がアクセスした個人情報を特定することで、目的を特定することができます。「リバースエンジニアリング」と呼ばれます。

 ところが「発動条件」があると、まず条件の特定が必要となり難易度は格段に高まります。また、期間システムではなく、入口部分を変えるだけなので開発コストもほぼ不要レベル。圧倒的に「ポケモンGO」側が有利にゲームを展開することができます。

 つまり、あらかじめ当局、関係者の追跡を警戒していると仮定するならば、その心は「追跡されては不都合なこと」をしているということ。

 ナイアンティックの母胎であるGoogleは、かつてGoogleマップのための画像を収集するため走らせていた情報収集車で、街を飛び交う「Wi-Fi(電波)」の情報を無断で収集していたことがあります。

 ポケモンの出現位置と、深いレベルの個人情報の収集。ふたつを重ねて浮かぶ仮設は、やはりロシアの陰謀説を裏付けます。

 実際の風景にCGで登場する「ポケモン」。スマホの画面に映る「風景」は、感覚的には「素通しガラス」のようですが、それは画像処理されたデジタル情報です。さすがに動画をそのまま送信すると、データ量の重さからユーザーにばれるリスクが高まりますが、一枚の静止画程度なら、まず気づくことはないでしょう。

 一枚の静止画なら、手ぶれもあれば逆光もあり、満足な情報を得られるとは限りませんが、そこへはポケモン目当てに多数のアクセスが期待できます。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるを今風に言うなら「ビッグデータ」です。

 さらにポケモンの出現位置を微妙にずらすことで、立体的な周辺情報を収集することができます。さらにそれは「リアルタイム」です。

 Googleマップの情報収集車の更新頻度は高まっていると言われていますが、数ヶ月から1年ほどのタイムラグは埋めようがありません。ところが「ポケモン」を登場させれば、リアルタイムで情報を「ゲットだぜ!」。

 こうしたビッグデータ=人海戦術はGoogleが得意とするところであり、Googleマップにある「渋滞情報(交通情報)」は、スマホやケータイの位置情報を追跡し、ユーザーが多く、もたついているところを「渋滞」と判断しています。

 米国政府による陰謀云々はともかく、Googleの「手口」といっても良いでしょう。形式上はナイアンティック社となっていますが、この分野に関してはグル、というか事実上は一体化しているとみるべきです。

 創業間もないベンチャー企業に扱えるデータ量ではなく、あっと言う間に6500万人を越えるユーザーをゲットし、大きなトラブルを起こしていない事実から、インフラと基礎技術において、Googleと一心同体と見てもよいでしょう。

 そしてGoogleとCIAが手を組み、個人情報を収集していると告発したのは、エドワード・スノーデン氏。

 というより2010年にはすでにWIREDが、GoogleとCIAが世界のネットを監視するシステムの構築に乗り出していることが報告されています。

■GoogleとCIAが投資する「世界監視システム」
http://wired.jp/2010/07/30/google

 こうした状況証拠から「ポケモンGO」だけが無謬であると信じるとすれば、相当のお人好しです。

 で、我が国。管官房長官が直々に呼びかけます。

「歩きスマホは気をつけて」

 ・・・日本版NSC(国家安全保障会議)は何をしているのでしょうか。ま、米国に隠し通せている機密なんてないも同然ですが。

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