ワンフェスにて痛感した犬好きに悪い奴はいっぱい。

sakura

 どこへいっても「かわいい」と賞賛惜しみない我が愛犬。
 自慢ではありますが、先日ふと気がついたことのは、

「何とも思っていない人は何も言わない」

 ということ。愛犬をほめる声だけ耳にしていたということです。

 軽く反省。この姿勢はパヨクと同じだから。

 今回は「犬好きに悪い奴はいっぱい」という話し。

 端的な証拠が「フン」の放置。昭和時代は放置が基本でしたが、いまや持ち帰りがマナー。しかし、守らない人は少なくありません。

 一方でマーキングの小用すら禁止へと追い込もうとする動きがあります。民家の壁や、自宅前の電柱に、大型犬が用を足せば、迷惑なのはわかりますが、車道沿いの植え込みすら禁止の看板が増えています。

 足立区のある公園では、公園内でも子供が迷惑すると公園管理者が、わざわざ看板を掲げて拒否の姿勢を鮮明にしています。公園内の砂場などの話しではなく、花壇を脇に設置している歩道でも禁じています。

 幸い、我が家の近所では「フン」の持ち帰りが呼びかけるだけですが、動物愛護が呼びかけられる昨今、本能レベルの振る舞いまで禁じるとは、鷹揚だった我が町足立区にも変化の波が訪れているようです。責任の一端は、犬の飼い主にあります。

 東武スカイツリーラインから直線距離で東に2キロ以上、徒歩なら30分以上歩く「元淵江公園」にて、「ワンフェス」なる犬のイベントが開催されていました。

 公園内の区立の「生物園」がバックアップし、敷地の半分近くを使用する大イベントでしたが、そこに集うワンコの大半の「しつけ」に怪しさを確認します。

 まず、吠える。とにかく吠える。それを放置する飼い主。歯を剥き、噛みつく寸前の犬同士を見ながらの談笑に、その様子をスマホで撮影する飼い主ども。

 その表情からは「あら、うちの子、こんな表情もするのね」って感じ。歯をむき出しているじゃん。

 多くの場合、犬は怯えて吠えるのです。私が接したワンコは、みな怯えていました。撫でさせてくれたワンコらは、警戒しつつもこちらに甘えるような仕草を見せるのがその証拠。ところが、それに気づいている飼い主は皆無。

 飼い主は何をしているかと言えば、Facebookのグループで、日頃交流しているのでしょうが、要するにオフ会。犬が好きなのではなく、犬を飼っている自分が好きな連中。これは葛飾区にある水元公園でも同じ。犬に関心を向けるのは写メの撮影だけ。雑談に夢中になり犬は放置。だから、ワンコらは飼い主の言うことなんて訊きはしません。

 そして犬は飼い主に似てきます。飼い主の行動を学習するからです。オフ会というグループに帰属することで、それ以外に排他的となります。広い野原で出会った、犬の飼い同士ながら、そこには「グループ」とそれ以外を排除する空気が存在します。

 身内で固まりたいのなら、木陰の下とか外れに身を寄せれば良いものを、多数を無勢とするのがこうした連中の習性で、広場の真ん中にでんと構え、周囲の通行を阻害していることを頓着もしません。自分が所属する集団が世界の全てと、視野狭窄に陥るのは村社会の害悪の部分で、同じく犬も社交性を失います。吠える理由のひとつです。

 また、犬同士はおろか、飼い主以外の人間との接触を避けるワンコも多く、ブリーダーの問題もありますが、ある程度は躾で改善できるものですが、飼い主がその努力をしていないのが明らかであるのは

「うちの子は駄目だから」

 のひと言で、すべてを解決しようとするその態度。吠えてもこれ、犬同士の交流も同じこのひと言でシャットアウト。

 世の中は犬好きばかりではありません。嫌いではないけど興味も無い人にとっては、なつかずに吠えるワンコなど害悪でしかありません。

 こうして犬の権利が徐々に規制されていきます。犬に人間同様の権利はありませんが、犬の権利を守ってあげることができるのは、代理人の飼い主だけですが、これが犬という命に向き合っていないので、代理人の役割など果たせるわけがありません。

 可哀想な犬たち。でもそれも運命・・・としか言いようがなく、我が犬を抱きしめ、偶然見かけた、近所の友だちワンコにおやつをあげて甘やかしたのでした。

 ちなみにこの「ワンフェス」の前日。私は近所の(柴)ワンコ仲間の飼い主に、「親水公園の主」とあだ名を頂戴しました。犬との距離感がゼロで、ほぼ、戌年生まれだからと嘯きながら、近所の犬(ワンコ)と触れあっております。

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