メディアは本当の全部を言いません。何度も繰り返してきたことですが、いまネットではこれを「報道しない自由」と呼びます。
権力に抗うための「報道の自由」に対して、マスコミ自身の影響力を逆手に取り、報道しないことにより、事実を抹消するマスコミの手口です。
プライバシーに関することや、権力者に都合が良い情報を「報道しない」のならわかりますが、犯罪被害者のプライバシーにはズカズカ上がり込み、それを知る権利、報道の自由と声高に叫び、同程度のニュースバリューでも、あるときは引用し、都合の悪いときは無視を決め込みます。
既存マスコミの「報道しない自由」は、常軌を逸しているのが、
「ぱよぱよちーん事件」
です。
漫画家の「はすみとしこ」氏が、シリア難民や在日○○人を揶揄したイラストを、自身のFacebook上で発表しました。伏せ字にしたのは配慮ではなく、半島だけではなく、大陸系も含まれるようになっているからです。
フランスの風刺新聞「シャルリー・エブド」に眉根を寄せる感性の私には、腹を抱えて笑う仕上がりではありませんが、一種のブラックユーモアとしては喜ぶ人もいるのだろうと感じさせる内容で、宗教的タブーに土足で上がり込むものよりは理解できます。
一例を挙げると、空港を颯爽とあるくキャリアウーマン風の女性に、以下のモノローグが並びます。
“
ビジネスシーンで有利
入国審査が楽々
ビザなし渡航
みんな日本人には油断
帰化一世でも国政選挙に立候補
日本を内側から変えられる
祖国に貢献できる
日本に尽くす気はないけれど
これが私の
帰化した理由です。
”
事実だから笑えません。朝鮮族の中国人の張景子さんが、日本国籍を取得したのは、日本のパスポートの方が、いろいろな国のビザをとりやすく、なにかと便利だから帰化しただけだと、テレビ番組で公言していましたし、白眞勲参院議員のように、外国人参政権の付与に熱心な国会議員がいます。
また、日本風の名前に変更したものの、帰化一世の政治家は多く、民主党が外国人参政権に前のめりになる理由なのかも知れません。日本に尽くす気を感じない人を多く確認します。
無論、すべての帰化人がそうだとはいいませんが、一部の問題をあげつらうのは、ギャグや表現の常套手段で、それを許容するなり批判するなりもまた、表現の自由の範疇にあると考えます。
ところがこれを「レイシスト(差別主義者)」と呼び、その賛同者を攻撃すると立ち上がったのが「ぱよぱよちーん」ことK氏。
いま、ネット界隈の左翼活動家、いや、左翼の過激派と称した方が適切でしょうが、その彼らは、自分たちと違う意見を「ネトウヨ」と断定し、自分たちが認める価値観以外をすべて「レイシスト」とレッテルを貼り攻撃します。
彼ら独自の価値観によるレッテル貼りを一切同意などできません。が、それも彼らの「表現」だと主張するなら、それを止めるものではありません。
K氏は「はすみとしこ」氏のイラストに「いいね!」をクリックしたユーザーを「レイシスト」と認定し、出身校、勤務先、電話番号といった個人情報を、公開情報から拾い出したとし、一覧表を作成しネット上に公開しました。
具体的な指示はないながらも、電凸と呼ばれる嫌がらせの電話をかけさせるのが狙いだったと思われます。また、レイシストというレッテル張りにより、社会的に抹殺する目的があったのでしょう。
明言は避けながらも、このリストを「はすみしばき」と名づけていることからも、攻撃意図は明らか。「しばき」とは、関西弁における「叩く」の意味で、左翼の過激派が好んで使う言葉で、同類には「カウンター」もありますが、どちらも「暴力」も辞さない攻撃というニュアンスが込められている、とは言動からみて間違いないでしょう。
ところが民主党もビックリのブーメランがK氏に突き刺さります。K氏の個人情報が晒され、勤務先を退職します。実名はもちろん、勤務先に現住所に、真偽はともかく「マザコン」とまで暴露されたのです。しかし、これらは公開情報。
K氏はネット上に個人情報を晒していたのです。自業自得を四コマ漫画にしたような結末です。
これだけなら、マイナビの私の連載のテーマ「0.2(ざんねん)」な話しで終わったことでしょうが、K氏は過去のツイートでこう発言していました。
“携帯からなら一発で特定。PCからProxyかましてても追い込みかけるよ。セキュリティ業界の総力あげるからな。”
現在は削除されていますが、元タレントの千葉麗子氏との口論において、こう脅しをかけていました。一連のツイートでは、千葉麗子氏の子供への襲撃を予感させる卑劣な発言もありました。
千葉麗子氏といえば「脱原発」で積極的に活動しており、かつてこのK氏と「同志」関係だったようで、Twitter上でのコミュニケーションにおいて、思いっきり実名を晒しており、そこからネットで検索をかけるだけで、実在のセキュリティソフトの開発会社の名前と結びついたからさぁ大変。
ちなみに、かつての同志と壮絶な罵倒合戦を公開の場でする様を、ネット民は「内ゲバ」と呼んでいます。浅間山荘に象徴される日本の左翼の特徴です。
フィンランドに本社を構える「エフ・セキュア」という企業で、日本法人の要職にK氏がついていました。また、一般社団法人「日本スマートフォンセキュリティ協会」にも名を連ねていました。
この事実を直結すれば、K氏は
「セキュリティソフトと、その協会の力を使って個人情報を収集している」
となります。
先の「はしみしばき」に名を挙げられたユーザーのなかには、非公開にしていた情報を晒されたと訴えるものもいました。それが事実なら、違法性の高い活動をしていたことになります。なお、公開情報であっても、Facebook上の情報を収集することは、Facebookの内規に違反します。
しかし、さらに事態を悪化させたのが、そのFacebookが、K氏が務めるエフセキュアのソフトを採用していること。
■Facebookとエフセキュアによる新たな提携で、マルウェアのクリーンアップをソーシャル化
https://goo.gl/q8q6Pf
セキュリティ対策と「通信の傍受」は表裏一体。内容を精査しなければ、それがウィルスかどうかわからないからです。
さらに、そのエフセキュアの本社を、総務省の松下新平総務副大臣が表敬訪問していました。フィンランドで行われた閣僚級会談のついでに、足を伸ばしたということですが、総務省と言えば、いま話題の「マイナンバー」の所管官庁。すわっここにもエフセキュアか! となりましたが、総務省に確認すると「一切関係ない」と溜息交じりに回答します。省内に通達がでていたようです。
さらにさらに。こちらは正味の話し心配なのが、エフセキュアの製品を「防衛省」が利用していることです。ライセンス契約で61アカウントも利用しています。
このところ、何度も「おバカ左翼ども。」らに触れていたことに大きく絡むのですが、日本の「左翼」は「反政府(反日)」と同義と言っても過言ではありません。
国益を叶えるための、手続きや手順の違いが、世界中の先進国における左翼と右翼の違いですが、日本の左翼が目指すところは「日本国の解体」、あるいは「体制の転覆」、つまり「革命」を望んでいるのです。
そんな左翼も明らかなK氏が関係したセキュリティソフトを、防衛省が使っていたのは笑えない冗談です。安保法制を巡る騒動の中、自衛隊の機密文書が「日本共産党」に流出した事件との関連性を想像してしまいます。
事実関係は明らかになっていません。と、いうよりこのまま事実を闇の中に葬り去ろうとしているのが、先の「エフセキュア」です。
騒動が勃発した直後、エフセキュアは沈黙を守りました。あるネットユーザーがフィンランドの社長に、Twitterで「凸(直接、問いかけることのネットスラング)」をかけ、社長は「調べる(要約)」と英語で答えたところ、しばし放置された後に、
《(略)
エフセキュアでは、今回公開されたとされるリストは所持しておらず、内容も確認致しておりません。
なお、不適切なSNS利用があったとされている社員は、本人の意思により既に弊社を退職しております。
(略)
https://goo.gl/wr82YH
》
リストは所持していないのはともかく、内容はネット上に転がりまくっており、それを確認しなければ、何が流出したかが分かるはずもなく、これは盗品を前に目をつぶり、「盗まれたモノを確認していないから無実」といっている泥棒の家族と同じです。
さらに「本人の意思」での退社とは「円満退社」ということ。つまり、エフセキュアというセキュリティ会社は、他人の個人情報を盗んで晒す社員を「是」としているということです。
常識的な対応なら、最低でも「免職」です。「懲戒」とするまでの証拠が見つからないとしても、会社としての「処分」をしなければ、顧客への説明ができませんが、その程度の会社と言うより、やはり「グル」と見るべきなのでしょう。
なお、その後の調査として、さらに調べたけど、やっぱり何もでませんでしたと、自社サイトで発表しましたが、そこにはこうあります。
《弊社は法の執行機関ではないため、公的な機関の協力がなければ、当該の匿名Twitterアカウントの利用者を確実に特定することはできないことから、当該Twitterアカウントの発言者が元従業員であるとの確証は得られませんでした。》
いや、それはその通り。理屈ならね。つまり、K氏が口を割らない限り、そもそもK氏とおぼしきアカウントと、K氏と特定することができないから、無理だよね。というセキュリティ会社を誰が信用するか否かは人それぞれ。
ネット上ではエフセキュアの看板の前で、外国人スタッフと記念撮影するK氏が、そのスタッフのSNSから発掘されており、その他の証言からも明らかで、
「法の執行機関」
と、もっともらしい理由を掲げて見せますが、K氏が社員であろうとなかろうと
「K氏と思われるアカウントは威力業務妨害」
で、常識的な判断を下すなら、エフセキュアは「被害者」になるのです。
事実、アマゾンで販売されている同社の製品レビューには「苦情」が殺到し、各種通販サイトで「在庫ゼロ(発売停止)」に追い込まれています。
裁判を見送るにしても、会社としての断固たる措置を執らなかった時点で、エフセキュアはグルであるか、その反政府活動を見逃す会社風土があり、それ裏付けるかのように、K氏の政治活動のお仲間が以下のようにツイートします(削除済み)。
《幸いなことに、エフセキュアを辞めさせられたのは久保田氏だけでその他は全員無事。ほとぼりが冷めるのを待って、残留組が差別主義のネトウヨどもをしばき倒してくれるはずです。今度は非公開で処刑するでしょうから、炎上どころか話題にもならない可能性が高いですが。》
やっぱり。
まぁ民間企業なので、法を犯したとしても裁判で有罪判決が下るまでは「推定無罪」で、この企業と取引するかどうかを決められるのが、日本の良いところ。
問題はマイナンバーに絡むかも知れない、セキュリティ事案について、「報道しない自由」を行使し続けるマスコミにあります。
特に安倍政権批判のためなら、IS(イスラム国)によるパリでの無差別テロでさえ利用するテレビ朝日やTBS、朝日新聞らが、批判のオモチャにしている
「マイナンバー関連」
のネタながら口をつぐみます。
また、専門家がその立場を利用した恫喝は、卑劣でありながらも、これに一切触れない。もちろん、まだ「犯罪」とは断定できませんが、ネットの些末な騒動でさえ、取りあげて尺を埋めるテレビが無言を貫きます。
なによりマスコミが大好きな「企業における説明責任」を充分に果たしていないエフセキュア。それだけで「ネタ」になります。
このK氏、「余罪」は多く、かつて「差別的記事を扱った」として、ネット媒体に「スポンサー」としてクレームをつけ、記事を撤回させた、ひとりの差別主義者を抹殺したとTwitterで自慢していました。
立場を利用した政治活動で、これがエフセキュア勤務時ならば、やはりエフセキュアは反日工作を容認しているか推奨している、と邪推されるに充分な理由となるでしょう。
さらに、K氏は業務の打ち合わせで、取引先が脱原発のデモや、集会の類に参加していたと打ち明けると、可愛い奴だとばかりに、次も仕事を廻してあげよう的な発言をTwitterで拡散していました。
エフセキュアが、こうした活動に容認していないのなら、K氏の言動は「業務上横領」や「特別背任」に触れる可能性が高いながらも、一連のツイートをしているアカウントを、K氏のものと特定できないということを理由に「スルー」を目論んでいます。
だから、企業叩きが大好きなマスコミとしては、本来は「大好物」のはずが「報道しない自由」を絶賛行使中。
K氏は「反安倍 闇のあざらし隊」というアカウントをつかい、あきらかな反政府勢力で、晒されたプロフィールによれば、筋金入りの活動家。
しかし、報じたのは東京地域局の「東京MXテレビ」だけ。
「沈黙は金」という諺がありますが、「報道しない自由」が語るのは、
安倍首相批判においては「同志」。
ならば、何をしても良い。
となれば、もはや報道機関ではありません。
あるいは、もうひとつ、ネット界隈における都市伝説を思い出します。
「在日関連の事件は、可能な限り報道しない」
国籍は朝鮮半島であっても、日本風の通名があれば、事件報道もそれを採用するというもので、朝日新聞はつい最近まで通名で報道していました。
通名に法的拘束力は無く、公的なものではありませんから、事件後、名前を変えることは、その日の気分次第で、その結果、犯罪履歴を隠すことができてしまいます。
また、日本人の犯罪なら、執拗に学生時代の友人などに聞き込みをし、人物像に迫ろうとする報道機関が、在日や帰化人の場合、ピタとこの報道が止まります。これに関する都市伝説として、ネット上で囁かれ・・・いや、なかば常識として流通しているのが、
「マスコミの大半は在日」
鵜呑みにはできませんが、「学生時代の友人・知人」のコメントが紹介されない事件や事故を、「ネットで検索」すると次々と、そちらの意味での証拠が見つかることは珍しくありません。
また、マスコミの大半とはいささか大袈裟でしょうが、一部の声の大きな人物が、執拗にごねれば、議論が引っ張られ、暗黙の了解ができあがるのは調和を愛する日本人社会の特徴で、翻り大陸系は縁故関係を重視するので、縁故的派閥ができるので、その優位性は増すことはあっても減ることはないでしょう。
なにより、かつて北朝鮮を北朝鮮と報道しただけで
“朝鮮民主主義人民共和国といえ!”
と抗議の電話で仕事にならなくなったとは、昭和時代から報道に接する人たちが、各所で証言していることです。抗議を嫌い萎縮する日本人と、下げた頭を踏みつける文化を持つ人々なら、どちらが勝つかは自明です。
K氏とエフセキュアの「ぱよぱよちーん」事件における「報道しない自由」は、既存メディアは政治活動機関であることと、在日に優しいという都市伝説を裏付けたという視点では実に画期的ではあります。
また、安倍首相の応援団といえば語弊がありますが、世間的にはそう見られている産経新聞は、意欲的にネット発の情報を取りあげています。ときに新聞紙面に掲載するには「どうかな?」と首をひねる著者まで引っ張り出しているのは、積極性の証と見ることもできます。
ところが、「ぱよぱよちーん」に触れる気配がありません。紙面は無理でも「Web記事」にも見つかりません。そこでググってみると、エフセキュア関連のトピックを積極的に扱っていることを発見します。
広告的な繋がりがあるのでしょうか。結局、カネか。ま、それが事実だとしても、営利企業なら致し方のないこと。
なお、本人の証言がとれない、証拠がないから報道できないということはありません。「噂」や「騒動」として、疑問を投げかける形をとって報じる方法は、いくらでもあるのですから。
つまり、政治活動をしつつ在日に優しく、お金に弱い日本の報道機関。
これでは「権力の監視」などできるわけがありません。
ネットの発達により「報道しない自由」が、マスコミの信頼性を破壊しています。それが「健全」な方向であるのは、寂しい限りではあります。