塩村文夏都議へのいわゆる「セクハラヤジ騒動」を巡る報道の異様さには先のブログで触れましたが、この騒動を巡り、周辺にいるTwitterもFacebookも、ブログもかかずに、つぶやきといえばリアルの友人相手に、ガストで旦那の愚痴をこぼすような主婦の声を集めてみました。
その中にこんなものが。
「ヤジが意味わかんない」
ヤジそのものを禁止しろという含意があります。なるほどと思います。粛々と進めればよいとはその通り。また、Twitter界隈を見ていると、塩村文夏は超越した正義の側に置き、鈴木某を人道における罪を犯したかのように、発言している人もいて、彼らの主張もまた「ヤジ」をターゲットにするものが多く、多少政治に詳しいと自認するためか、多数派である自民党の傲慢さを卑下します。
わたしもヤジは嫌い。で、禁止したらどうなるかと言えば、「与党有利」になるのです。だって粛々と、事前に通達している質問書を読み上げ、それに答え、最後は「多数決」となるのですから、野党議員はこう有権者に詰られることでしょう。
「なにやっているんだ!」と。
国会を見ていれば、ヤジ将軍と呼ばれる自民党の参院議員もいて、テレビ朝日やTBS、そしてNHKを中心とした反日&アンチ自民党連合軍による印象操作から、ヤジ=自民党の印象操作が行われていますが、ヤジにより存在感をアピールするのはむしろ野党です。
いまなら安倍政権への誹謗中傷は日常ですし、集団的自衛権や特定秘密保護法のとき、賛成する側の自民党サイドからヤジが飛んだと思いますか? という話し。
また与党だったときの民主党は、自民党らの厳しい追及に「ヤジ」で応戦しており、イコール自民党と連想したなら洗脳されている自覚すべきです。
繰り返しますが、ヤジは禁止にすれば良いのに。しかし、議席数を元に質問時間や議決権が割り当てられる現行制度において「ヤジ」で存在感をアピールしている万年野党が、塩村文夏氏へのセクハラヤジ騒動において、品位がとか、セクハラがとか、女性の人権がとかの条件付きのヤジ制限を掲げながら、シンプルに「ヤジ禁止」と叫ばない理由です。