どこに需要があるんだよ。とは「ミヤネ屋」のブログ特集における、元オセロ中島知子の東京MXでの「ウェブマガジンの編集長をやりたい。お気に入りのファッションなどを紹介したり」という発言への突っ込み。ブログ特集として紹介するのは浅い情報。むろん、私の商売的には役に立たない・・・ことはありません。一般人はこの認識なのだと確認するモノサシになるからですが、今日の本題はこれではなく「アゲるテレビ」。
ネットの情報は本当にいい加減なもので、2ちゃんねるあたりのまとめサイトと、スポーツ紙や週刊誌サイトから引用に寸評をつける「ネットニュース」ばかりで「アゲるテレビ」で検索してヒットするのは同じネタ元ばかり。
そんなわけでか、本ブログの全エントリー「アゲるテレビから教わったこと」が検索順位が上がりました。そこで再検証・・・するまでもなくサゲサゲ。ミヤネ屋で全裸土下座と噂された市川海老蔵のブログを取り上げたとき、あまりのくだらなさに「アゲるテレビ」にチャンネルを替えると、「染み抜き」と箸にも棒にもかからない情報です。しかも絵面が画面左からはらドーナッツ代表の岡井健氏、西尾由佳理、中村光宏のMCに佐々木恭子。誰ひとり生活感を感じさせません。主婦相手の番組において致命傷です。親近感を覚えないからです。よく言えば大学のサークル・・・OB会でしょうか。製作者の意図としては「主婦枠」の佐々木恭子なのでしょうが、女子アナのセレブイメージに加えて、落ち着き払ったその所作がアゲるテレビにおいてはマイナスに働きます。女の敵は女です。
昨日はといえば「ニコ動のイベント」。対するミヤネ屋は「上原さくら離婚成立」。アゲるテレビが誰を見て、何をしたいのか。いや、まさしく「番組は会議室で生まれるのよ」と真矢みきが叫びそうな企画のオンパレード。さらにいえばテレビを理解していません。「生番組」とは、そのライブ感、つまりはテレビの最大の特徴、いまそのままをお茶の間に届ける能力を生かすプログラムであるにも関わらず、用意した企画、用意したVTR,おざなりなコメント。すべてが製作者の脳内快楽だけで創り出されているのです。
物書きの端くれとして、コンテンツを創る側の人間として、他山の石としたい番組としてこまめにチェックしては毒づいています。