心揺さぶる力強い歌声。
例の卒業興行をルポした読売新聞文化部記者の表現。「歌声」である事実は揺るがないので誤報ではないのでしょう。
その前段にはこんな表現も発見。
「築き上げた歌や踊りに〜」
磨き上げたではなく「築き」に工業製品の匂いを感じるのはクール。
そして結びへと向かう言葉も噛みしめればなかなか奥が深い。
「息の合った歌と踊りを見せたが〜」
歌と踊りをセットに語ることで「ヴィジュアル」として表現しているとも受け取れます。
ただ、文化部だからこの卒業興行での馬鹿騒ぎに苦言を呈さないのはともかく、この卒業の日に
「CR AKB48」
が全国のパチンコホールに大量出荷され、そこの前田敦子はいまだにセンター。
家具屋の閉店セールが脳裏をよぎったのは私だけでしょうか。