時間消費型のビジネスは「イス取りゲーム」に準えることがあります。
しかし、インターネットにおいての私の考察は「とられゲーム」。
以前は「とりゲーム」だったのですが、ひとつのネットサービスや
ツールがはやると、すぐに同種のサービスが複製され、本家と遜色が
ないどころか、逆に優秀なものまで登場します。
裏事情を話せば「オープン化」の功罪。開発言語も、開発支援ツールも
オープン化により「共有」されているのですから、発想とサービスが
わかれば簡単に複製できます。
そして「とられゲーム」になりました。
主導権は消費者。抗うためにイスを増やします。
ツイッターもメルマガもブログもBBSもSNSもNBAもPBX
も同じです(※一部混信のため無関係の単語がお手元に届いた場合は
お許し下さい)。
だからツイッターを始めたという相談には「どうぞ」。
ブログも「どうぞ」。メルマガも「どんどんおやりなさい」。
そしてこの「とられゲーム」はひとつの会場(ネットツール)に
集中することはありません。なぜならこれもオープン化により、
各種サービスの開発速度が一般人の許容範囲を超えているため、
最新トレンドを追う人から見れば、
「いまさら」
というサービスを嬉々として利用する人が必ずいますので。
いまでいうと「ツイッター」が隆盛の中、メーリングリストでの
情報交換もいまだに健在で、彼らがツイッターに移行したとしても
その頃には別の何かが喧伝されていることでしょう。
■心得其の163
「ネットビジネスの本質は大量投下のイスとられゲーム」
http://web-tan.forum.impressrd.jp/e/2010/04/14/7721