おっぱいバレーという悩ましい課題

 今度の件で民主党の勢いに「冷や水」をかけた格好だ。

はい、誤用です。もちろん、言葉は生き物ですので
変化していくことの全てを否定しませんが、だからといって
開き直る姿勢は好ましいとは思いません。確信犯として、
または生き様として「ローリングストーン」を標榜するのなら
まだしも「無知」によるそれは恥ずかしいと考えます。
ま、ミヤワキ某というものの美学としてですが。

冷や水とは年寄りと対をなす言葉で、勢いを止めるという
意味なら「水を差す」ですし、よりハードなイメージなら「冷水」
を浴びせるでしょうが、こちらの場合は外部者による行動を
示す感じですかね。

そして変化や進化を何でも礼賛するのは日本人の悪弊です。
まぁ歴史の浅いアメリカ風による弊害ですが、戦後教育に
より伝統の断絶がおこりよりその傾向に拍車がかかっています。

で、この類例として「グーグル」が挙げられます。彼らは
地球上の全てのものをインデックスすると掲げており、さらに
は「邪悪になるな」を信条としています。

優劣善悪で論じる前にひとこと「幼い」。邪悪なるものは
邪悪側からみれば善であり正義です。つまり、この論法を
そのまま適用すれば邪悪と定義づけた時点で、グーグルは
その反対側に存在するものにとって邪悪な存在となった
ことを意味します。なぜなら、グーグルが邪悪と断じた彼らは
そこで愛を育み子を育て老いて朽ちてそして新しい時代へと
自分たちの正義を信じていきているからです。

そして書籍をデータベースにするといいます。すべての
商業出版物をインデックスする…まぁ彼らにとっては既定路線
ですが、私も著者の端くれ。邪悪そのものと現時点では言えます。

これに対して「対価を支払う」というかも知れませんが、
既にあるものをスキャンしただけで34%ももっていくことに
首をかしげ、出版社、編集者と分かち合った苦労を加味していない
姿勢に苛つき、さらには

「断りもなくなにさらしとんねん」

と、仁義に基づいて納得しかねるのです。
これに関してはいずれ掘り下げますが、秩序があるところに
「利用者のために」と安い正義のはたを掲げて、血肉をそぐように
作り上げた書籍・・・もちろん編集者の爪の垢もコミで・・・を
その秩序を一方的に破壊して「従え」という態度が無邪気な邪悪を
感じ・・・幼いなぁと。

本題に戻します。言葉は変化し、常識の変遷はPTAに集まる
父母の茶髪率、さらには無精ヒゲ率、または短パン率をあげる
までもなく移り変わっていきます。

「悩ましい」

とは本来セクシャルな状態を表す表現だったものが、今では
「頭を抱える」と同義語として使われています。

そしていいます。「おっぱいバレーは悩ましい」。
と、いうのはその評価です。

お馬鹿映画か、青春ムービーか。

やっぱり綾瀬はるかちゃんは可愛く、おはガールの藤子ちゃん。
ま、男子は基本的にどうでもいいのですが、その男子らの

「おっぱい!」

がいっぱいな様は馬鹿以外の何者でもないのですが、しかし
その純粋・・・いやリビドーに正直な姿勢はすべての装飾を
取り払った「青春」そのものではないかと。涙が出るような
類ではありませんが、観覧後の爽快感はやはり甘い青春の
隠しておきたい1ページですし、それを馬鹿と呼ばれれば
まったくもって否定する言葉を私は持たず、作品の中で

「おっぱい」

が繰り返され、出演者の視線が綾瀬はるかちゃんの胸部に
集まる演出の前に自分がロックオンしていることに気がつき

「いやらしい意味ではなくて」

と誰にするでもなく心の中で呟いてしまう自分を見つけると
やはり「お馬鹿」かと。

悩ましい。非常に悩ましく楽しい映画です。

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