昨日までの俺たちは良かったけど

 永田町では世襲問題を「政争の具」にしようという動きが
でています。私は以前に提案したように

「貴族院の復活」

を願っています。政治屋さん、もとい政治家のご子弟や
ご親族は「貴族枠」にて出馬されることを望んでいるという
ものです。この「出馬」にはもう一つの意味があり、選挙の
前に

「紛争地域や危険地帯へ自衛隊、またはPKO職員として出馬」

して貰うことが貴族院の被選挙権を満たす要件とします。
英語で言えば

「ノブレス・オブリージュ」

です。
例えば某アイドルグループのメンバーが泥酔全裸で袋だた
きのような報道を受けるのも「有名税」の一種で、同様の
「犯罪者(容疑者)」を同じテレビ番組の「警視庁24時」
のような警察潜入番組でみるときは

「モザイク&ボイスチェンジャー処理」

で人権が守られているように、そこは「庶民」と高貴な方
の違いは今でも厳然と存在しており、世襲だなどとごちゃ
ごちゃうるさい庶民の口を黙らせるためにも、

「貴族軍」

として国際貢献をして欲しいという願いも込めてです。
そしてその時、世襲するご子息が何人いるかに興味が
あります。

結論を述べれば「世襲」について立候補制限をするのは
反対です。職業選択の自由やらではなく、その馬鹿息子か
令息かを判断するのは有権者の仕事で、麻生さんや小沢さん
に投票する地域の住民の権利であり民意であり程度だからです。

ただし、現在の選挙制度では「資金管理団体」は世襲で
きるので、ここにはきっちりメスを入れる必要がありますが。

そして今週の鳩山さん。今週は弟。
先週、鳩兄が

「日本列島は日本人だけの所有物じゃない」

とぶっ飛んだことを言えば、二の句のように

「兄さん、今週は僕の出番だよ」

とあとをつぎます。
兄のいる民主党の世襲制限マニフェストに触れこう述べ
ました。

「自分たちはいいけど後は駄目だというのは愚の骨頂だ」

一見、フェアな主張のようですがこれなど行政の長として
も、一議員として立法府にいるものとしてもその資質ゼロと
しかいえない発言です。

駅のホームでタバコを吸う。
ヘルメットを被らずにバイクの運転をする。
シートベルトをせずにクルマの運転をする。
ヒロポンを打つ。

ヒロポンとは覚醒剤の一種。
すべて過去に「合法」だったものです。厳密に言えば

「違法ではない」

のほうが正しいのでしょうが、政治資金団体を利用した
「非課税相続」の手法はまさしくこれに該当します。

法律とは現代に生きる人間の都合で作られ、その未来に
おいて非合理と思われてもその時点で確かに存在しており
過去の常識から見れば理不尽なものもあります。もう少し
簡単な言葉にすれば、同時代人の共通理解に立脚する
妥協の産物ということです。

妥協故に矛盾も含まれています。

すると「後部座席のシートベルト義務化」のように、
昨日までは許されていたことが違法行為になります。
つまり、

「昨日までの俺たちは良かったけど、今日からの君たちは
ダメ」

ということ。妥協の産物である「法」のもつ宿命です。

国家に対して根本的な理解が欠落している兄。
法の理念がさっぱり抜け落ちている弟。

彼らを見ていると、世襲云々を論じる気持ちが少しだけ
分かります。

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