政官業の癒着をこの国の癌とするならば

 ちょっと愚痴をこぼします。

どうしたらこの国が良くなるかという議論する報道に触れる度に
溜息がでるのです。悪くしている片棒を担いでいるのは誰かと。

政官業の癒着や不正をこの国の癌と表現します。

ならばマスコミ・メディアは何か。

天下の公器という言葉も虚しく響きます。

思想信条で朝日新聞のようになるのは「嗜好」のものですから
内容に頷きませんが否定はしません。しかし、この国だけではない
のですが、特に日本ではある神により統治され言論統制が行われて
います。

あ、ユダヤがどうしたとかフリーメーソンの話しではないので
ご安心ください。もっと下世話な話しです。

ガン細胞は突然湧き出てくるのではなく、正常な細胞が癌化する
ということで、組織自身にとっては「変化(あるいは進化)」に
過ぎず、さらにいえば生命とは自己肯定するもので、ならば癌化
した細胞に反省を促すことは不可能だと。

はずかしげもなく利権を貪るのも、国家のためという大儀を掲
げながら世襲で地元に利益を誘導するのも、法律を都合良く解釈
して甘い汁をすするどころか、ゴクゴクと喉を潤していても、
それが彼らの組織の「進化」であり、自分の旨味というよりは
所属先へ貢献しているという自負もあり真の意味での反省の彼岸
に辿り着くことがありません。

構造的腐敗が組織を癌化させるのは人間の細胞と重なります。

マスコミはなにかと述べれば「リンパ」です。
身体の免疫に貢献しますが、ひとたび転移すれば身体の隅々に
ガン細胞を運ぶその機能はマスコミと同じです。

人でイメージする癌のリンパへの転移が何を意味するでしょうか。

そして溜息が。微力だなぁと呟きながら。

3年前にオープンしたスーパーマーケットから徒歩5分ぐらい
の場所に新店をオープンしました。片方は従来の店舗で、新店は
格安店です。

さて、この「経営判断」をどう見るでしょうか。

従来の店舗も「庶民の店」で、昭和時代にはこの店の衣料品は
安物というか安めの普段着の代名詞で、フリースブーム頃の
ユニクロのイメージに近いものがありました。

例えば従来店舗が松坂屋や高級食材を扱う「成城石井」ならば
徒歩5分という立地でも格安店との棲み分けは期待できます。

しかし、ライドオンとユニクロ、日高屋と幸楽苑、吉野家と松屋
ならどうでしょうか。

「食い合い」「つぶし合い」「足の引っ張り合い」

どれが適切か言葉を使う仕事をしているものとして頭を抱え
ますが、経営判断として適切ではないというのが一般的な見方
です。

ドミナントといい、集中して店舗をだすことで地理的優位を
作り出す営業戦術もあります。この店の兄弟企業にはコンビニが
あり、そこもドミナントを採用していました。

ドミナントの利点とは配送時間や距離の節約に加えて、地域で
の圧倒的知名度と、ライバルの参入障壁を高くすることです。

単純な例で説明すると五角形のそれぞれの角に店を出している
として、その中心にライバルが出店したとします。

この時、周囲の5点が同時値下げを仕掛けたらライバルは追随
するしかありません。さらに人間は保守的な生き物で、消費は
習慣が支えます。分かり易くいえばたいていの人は「馴染みの店」
を無意識にチョイスするものです。

同じ値引き合戦で有利となるのは「馴染みで安い店」。

しかし、このドミナントの効果が発揮されるに欠かせない
条件があります。

「同一ブランド」

ガスト、夢庵、バーミヤン、ジョナサン。

これが四つ角のそれぞれで営業していたとしてもドミナントに
はなりません。すべて「すかいらーくグループ」ですが、それを
知っている客は少数だからです。

徒歩5分圏内にある従来のスーパーマーケットと格安店の
名前は異なります。

従来店舗を「イトーヨーカドー」
格安店が「ザ・プライス」

ま、民間企業の所業ですから構いません。経営判断の誤りは
社員と株主で分かち合います。

しかし、「ザ・プライス」の報道は明らかにおかしいと断じ
ます。基本は礼賛です。まるで容疑者もメンバーとなる

「スマップ級」

の報道姿勢です。
とある平日の夕方、ザ・プライス川口店にいきました。確かに
それなりに混んでいます。この店のアドバンテージはそこが

「旧イトーヨーカドー川口店」

で、地域需要も知名度もあったことです。そしてアリオ川口と
いうショッピングモールにあるイトーヨーカドーにも同じ日の
5分と違わない時間に訪ねると閑散としています。

そして報道は絶賛します。するとこんな言葉が浮かんで
消えません。

「スポンサー様の不都合は報じない」

さらに金町のイトーヨーカドー2階にホームセンターを
オープンしてこれも当然の如く「好意的」に伝えられました。

ここで私の得意な「邪推脳」が全開で回り始めました。

ホームセンターの名前は「セブンホームセンター」
格安店が「ザ・プライス」
どちらにも「イトーヨーカドー」はありません。

親会社は持ち株会社はセブン&アイホールディングス。
それに伴ってイトーヨーカドーの鳩のマーク看板が撤去され
「7&i」にすげ替えられました。

プロジェクトXで「神話」となったセブンイレブンの成功物
語と立役者で、軒先から母屋の主となった鈴木敏文さん。

点が線になり思い浮かんだのがこんな言葉。

「イトーヨーカドーを地上から消失させようとしているのでは」

店を潰すのではなく「イトーヨーカドー」という名前をなくす
ために「ザ・プライス」「セブンホームセンター」を出店してい
るのではないかという・・・邪推です。

ザ・プライスはともかく「ホームセンター」ならば、
セブンイレブンよりもイトーヨーカドーのほうが「ぽい」のでは
ないでしょうか。DIYの客層から考えても

ま、邪推ですし、他人事としてウォッチングを楽しんでいる
のですが、これらを一切報じないところに、リンパの癌化を
みる思いがして・・・ためいきひとつ。

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