便利さにあるリスク

私のように怠け者で、且つリスクテイカーなものには絶対にでき
ない社会を良くするための究極の提案です。

「移動は徒歩で」

ダッシュもダメです。突然走りだしたときに、子供が飛び出し
てきたらどうするのですか。

大人の膝頭が幼児の鼻頭に頭突きを喰らわして危険です。

競歩も危険。振り上げた肘が人にあたれば「エルボー攻撃」。
武道経験者なら分かりますが、肘は強力な武器なのです。
だから手はズボンの縫い目を基本に、周囲の迷惑ならない半径で
振り、指先は自然に軽く曲げます。

指先をピンとまっすぐ伸ばしてはなりません。
万が一子供の目に刺さったらどうするのですか。

だから肩を起点に基本はだらんとぶらぶらと。

自転車? 論外です。子供や老人の怪我が相次いでいるのです。
国内の自転車は全て回収して、ODAとして中国と北朝鮮に
おくるべきです。東アジアの平和為にも。

オートバイは原付自転車も含めて廃棄です。
輸送力のない危険な乗り物は人から遠ざけなければ。

自動車はいわずもがな。

もはや乗る人のモラルに任せていられ状態ではなく、後部座席ま
でシートベルトの着用を義務にしました。

自動車はまわりだけでなく、乗車している人にとっても凶器なの
です。だったらいっそのこと廃止にすればよいのです。

危険なのです。とにかく。
安全を国家が強制しなければならないほどに。

ウマは・・・動物愛護から検討に値しますが、馬糞と暴れウマに
ついての議論が深まってからということで。

飛行機は・・・鉄のかたまり空を飛ぶのはきっとフリーメーソンの
陰謀に違いありません。

もちろん、すべて洒落ですが後部座席のシートベルトまで義務に
する国家になってしまいました。

クルマは危険な乗り物です。
法定速度を守っていても、急ブレーキを車外に踏めば放り出され
る危険だってあります。

だから。

ドライバーは乗車した人の安全に配慮して運転をするものだった
はずです。

それとも、

「後部座席のシートベルト着用が義務になっていれば
被害に遭わなかったのだから国家賠償をしろ」

という声でもあがったのでしょうか。

飲酒運転の厳罰化は世の流れです。
しかし、飲む飲まないは個人の自由です。
そして運転するしないは自己責任の犯罪ですから確信犯。

昨今増えている「悪いのはいつも自分以外の誰か」という論を
平気で振りかざす人間は飲酒運転で捕まった際にこういうでしょう。

「俺が飲むのを止めなかった奴が悪い」

だって法律で決まってしまいましたから。
あの福岡の子供3人が亡くなった殺人犯、もとい加害者が危険運
転致死罪を回避するために弄している詭弁をしれば、たちの悪い
冗談ではないと容易に想像できます。

法定という舞台でスポットライトを浴びた弁護士が自信に満ちた
声で主張します。

「被告がカウンター席に着いた際、腰にぶらさげているキーの束が
音を立てたのを店主は聞いているはず。その際、日頃からクルマ
の話しをしていた被告のキーの中に自動車のものがあったと考え
るのが常識だ。ならば運転してきているという可能性について
なぜ、店主は考えなかったのか。それはアルコールを供すること
により得られる金銭的メリット、今後被告が来なくなる機会喪失
から被告への注意義務を怠ったからではないか。
つまり、本件は店主の利益至上主義から発生した犯罪で、被告の
故意によるものではない」

かならず起こるでしょうね。予言です。
精度は細木数子さんぐらいですが。

人が生活していく中でリスクは避けられず、それをどこまで許容
し、時に規制していかなければなりません。

しかし、完璧な規制などありません。
規制したから注意していたから起こらないというのは思いこみです。
「リスクマネージメント」からすれば当たり前のことです。

詳細な続報がないので当日の報道だけですが、

「57才女性、電車に手を挟まれ引きずられる」

は、「駆け込んだ」と伝えられています。

駆け込み乗車は危険だというのは「いい大人」にとって常識だと
思っていたのは間違いでしょうか。

それに「電車は危険」です。

昨日は都心のクライアントとの打ち合わせのため、件の小田急線
にも乗ったのですが、ホームに電車が走行中に

「白線の内側を平然と歩く人」

の多さにあきれました。
ちょっと突風が吹いて鞄や洋服の一部が煽られ電車に引っ掛かっ
たら。

電車の扉は自動ドアとは違いますし、電車の扉に挟まれた話は
一般人でも芸能人でも掃いて捨てるほどあふれているエピソードで
す。

「自分だけが挟まれるわけがない」

なんてあり得ない話しです。

しかも、遊園地のアトラクションじゃありませんから

「突然扉が閉まる」

ことはありません。予告がありアナウンスがあり扉は閉まります。
すくなくとも昨日乗った小田急線では。

ご時世ですから「車掌は見ていたのか」というのまでは良しとし
ましょう。

と、同時に「閉まるドアにはご注意ください」と注意を喚起する
のもメディアの仕事です。

100%安全があり、それはすべて企業の責任だというのは

「消費者の傲慢」

でしかありません。

はてさて。いいとしこいた大人のこの事故。

小田急を、車掌を責めるのであれば移動は徒歩で。

便利さにもリスクがあることを忘れていないでしょうか。
私はリスク込みでクルマも電車も利用していますが。

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