マジックバーの経営者が手品の種として硬貨を「壊した」として
捕まった事件をテレビ番組でとりあげました。
この時、ご丁寧に「たね晴らし」をしました。
硬貨をタバコがすり抜けるギミックコイン(仕掛けのあるコイン)
を使ったものです。
犯罪は本物の硬貨に穴をあけようとしたもので、
「貨幣損傷等取締法違反容疑」
という罪で、ネタとは関連はありますが「たね晴らし」は
犯罪とは関係がありません。
日本テレビとテレビ朝日は「報道」番組でたね晴らしをし、
マジシャン達が損害賠償請求の訴訟を起こしました。
マジシャンにとって「たね」は商売道具です。
たねによっては高額で取り引きされます。
「報道」は何をやっても良いのでしょうか。
人様の商売を荒らしても「報道」なら何を流しても良いのなら
これほどたちの悪い「テロリスト」はいません。
自分たちの「取材源」に関しては「秘匿」と、姿を隠して
他者の「秘匿」部分は「報道」という名の下に晒していくので
すから他に言葉が思いつきません。
「報道無正義暴走」への批判はいつものことですが、ここで
面白かったのが訴えられた両者の反応です。
日本テレビは「訴状をみてから」と普通の対応。
天下の朝日新聞系列のテレビ朝日さんは
「報道内容に問題はなかった」
・・・ここは本当に・・・そういう会社なんですね。
とすると、週刊朝日のアベッチの件は奇跡にも近いこと
なのかもしれません。