いまこそ、テレビは声を大にしていわなければ

演出かやらせか? ねつ造か仮説か。

こういう旬で、しかも素性かくして正論を振りかざしたい嗜好の
方には

「大好物」

のネタが週末に降り注がれました。

私は飽き飽きです。

そして、「マスコミでは言えないこと」をお読みの皆さんには

「へぇ〜」

程度の受け止め方だったのではないでしょうか。

そうであって欲しいと願っています。

だって「考えようよ」がテーマですから。

「あるある大辞典2」

の捏造番組で納豆がバカウレしました。
ダイエットに効果が高いということで、

「食べて痩せる」

に視聴者が飛びつき、全国の小売店で品切れがおきました。
義父の八百屋でも一週間入荷できなかったそうです。

番組で紹介したデータ自体が捏造でしたので、何いっているだ
でしょうが、一つだけフォローしておくと、食べて痩せるではな

「痩せやすい体質になる」

とちゃんと「エスケープ」していたんですね。

カプサイシン効果の時と同じです。
そうなる人もいるし、いない人もいる。

プラシーボ効果とまでいうと言い過ぎでしょうが、体質や
代謝機能によって効果は異なるのが「普通」です。

また、バナナダイエット、リンゴの時でも、単品ダイエットは
体に悪いと医学界から指摘されています。

そして、果物ダイエットのときに、

「どんなものでも食べ過ぎれば太る」

と聞き、そりゃそうだと。真理はいつもシンプルです。

売り切れた納豆売場を見た我が社の専務がぽつり一言。

「何でも続けないと意味ないんだよね」

その通りです。
寒天もきなこもいま余っています。

関西テレビのフォローをするつもりはさらさらありませんが、
テレビ情報を丸飲みすることの危険さを

「いまこそ、テレビは声を大にしていわなければ」

と、あり得ない夢想に浸ったのでした。

今回の「事件」をテレビ局の構造的な問題だと指摘しますが、
その実体を検証する番組がでてこない限り、繰り返すのは仕方
がありません。

問題点を指摘・・・つまり分かっているのなら、

「自分の局の制作過程を取材」

すれば、「あるある」だけのことなのかどうかは白日の下に
さらされ、個別の問題なら関西テレビだけをさらに指弾するこ
とが出来ます。

ほら普通の「メーカー」なら他社の不祥事の際にやるでしょう?

「我が社の商品を再度、安全実験をしたところ証明されました」

というやつです。
ま、できませんね。どこも程度の差だけの問題ですから。

同番組に「被験者」として参加した、ものまねタレントの

「神無月」

さんは、納豆ダイエットに成功していました。
効果があったということでしょうか?

仮に「失敗」していたとすると、

「空気の読めない奴」

となります。
番組の「企画」はだいなしです。
すると、次回の出番は・・・苦しいでしょう。

神無月さんがやらせだったかどうかは分かりませんが、常に
使う側からのバイアス=無言の圧力がタレントさんにはかかっ
ているのです。

これは近日取り上げますが、「談合の構図」と同じです。

テレビという電波利権が上流にいて、中流、下流と

「お恵みいただく構造」

は、ゼネコン談合や官製談合のそれと同じです。
中小の「助け合い談合」と根が違いますが、これはまたいずれ。

今回の報道で日本テレビの徳光さんは

「我がこととして受け止める」

とコメントし、当事者側のフジテレビ小倉智明さんは

「不二家を一方的に責めているが、他人事ではないんだ」

と苦言を呈しつつ弁護をするという巧みさを。
こういうときは身内こそ厳しいことを言う方のが正しい
リスク管理です。そして他社への寛容を示すのが

「上品な人」

ではないでしょうか。

ところがあのミスターマッチポンパー田原総一郎さんは見事。

「いかん。とにかくいかん。ゆるされん」

・・・って、あんたいつも「議論」の場で、人の発言を意図的に
捏造したり誘導したり・・・あ、演出でした。

そして今朝の朝のワイドショーで一番時間を割いていたのが

「テレビ朝日」

本当にこの局は他局のミスやトラブルが大好きですね。
指摘したのがお仲間の「週刊朝日」だったこともあるでしょうが。

お仲間の新聞記者が珊瑚礁に名前を彫ったことはもう時効ですかね。

また、貧乏バラエティー「銭形金太郎」や、節約番組の

「一万円生活」

のレシピは本当にタレントさんが作って・・・あ、バラエティーは
ありなんでしたっけ。演出。

本当は貧乏じゃない貧乏人を使ったりするのは。

ライブドアの「個人株主」で取材を受けたとき、しつこく

「憤り」

に誘導しようと質問をされ、1時間近くの取材の中から

「憤り」

だけを抽出されました。TBSの「報道」番組での話し。
司会は主婦のカリスマで健康番組もやっているあの方の。

いっそのこと、毎日の放送終了時に

「この電波から提供される番組は、真実に基づいて構成されていますが
一部、演出上の表現を加えさせていただいております。
また、提供した情報を実践される場合の安全性については、
弊社では一切保証しておりません。予めご了承ください」

と流すというのはいかがでしょうか。
結局、情報も自己責任と。

テレビ局は自分たちが情報の上手にいて、コントロールしている
という驕慢があるので、絶対にやらないでしょうが。

それより一億総ダイエットブームの日本の行く末が心配です。
・・・って、凡庸な辛口コメンテーターのようで反省しています。

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