北朝鮮並みの暴論を展開する薄給の評論家 潮匡人氏に捧ぐ

「そもそも5人を返さなかったから」という北朝鮮を擁護する中国人コメンテーター並みの「論」が、産經新聞の校閲をくぐり抜けていてビックリしました。
12月2日の産經新聞「断」というコラムに寄稿された「評論家 潮匡人」さんの主張はタイトルに要約されています。

「給食費という高い税金」

マスコミ世論に追従するなら小欄の存在意義はない〜という下りで始まるこのコラムは、ご自身の体験とおぼしき学校へ支払う各種の費用をあげ、その合計が一人当たり年額85,000円を超え、お子さんが3人で年棒の1割を超えて、その結果長男の修学旅行は断念させたというのです。そして一律同じものを食べさせる給食制度は刑務所とののしります。

・・・お勤め先の大学が薄給なのはわかりましたが、そういう「豊かでない家庭の子供」にもちゃんと栄養をつけさせるのが給食の目的の一つでもあります。

給食費はおおよそ一食あたり200〜300円。お弁当を作るコストを考えれば、ものすごく破格なのは「大量購入、大量生産」だからです。潮匡人さんは炊事仕事をしたことがあるのでしょうか?
お弁当ってかなり高コストなのです。もちろん、

「日の丸弁当」

だけならコストも抑えられますし、スーパーなどの

「前日の売れ残り割引弁当」

をお子さんに持たせるつもりなら何もいいませんが。

潮匡人さんがどうして薄給かというと

85,000円×3人のお子さん=255,000円

で、これが年棒の1割ということは、この10倍が年棒となるからです。森永卓郎さんの「年収300万円」生活より、少ない所得で、子供の修学旅行すらいかせられなかったことは既に告白されています。

そしてそもそも給食費の未納問題は「受けたサービスの対価」ですし、「ルールで決まっているもの」に対しての話で、そもそも論でルールを論じるのは結構ですが、それは

「5人を返すと約束して返さなかったから、信頼関係が崩れた。今の北朝鮮の暴走はすべて日本に非がある」

というテレビタックルにご出演されていた中国の方の論と同じ、「暴論」です。

そして「給食なんているのか?」というそもそも論を展開されたいのであれば、自分の薄給ぶりを晒したのは「論」として、あまりにも浮世離れした話です。

叡智の宝庫(爆笑)ウィキペディアによると、ほとんどの「社会経験」がないので致し方ありませんが、学校と税金で食べる職場しかいなければ、庶民の感覚は理解できないのかもしれませんが。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BD%AE%E5%8C%A1%E4%BA%BA

私はご長男の修学旅行の話を聞いて即座に思ったのが

「こんなところで売文稼業していないで働け。子供を修学旅行に行かせるぐらいの金はひと月もアルバイトすれば稼げるぞ」

と。
男として・・・というと田島陽子先生が怒りだしそうですが、嫁を取り子に恵まれ、自分の子供を修学旅行にもやれないのに3人にも作っているのは

「美しい男の生き様」

とはいえませんやね。そして甲斐性のなさを全国紙でばらまかれた奥さんの気持ち、さらに

「あいつ金がないから修学旅行いけなかったんだぜ」

とご長男がいじめられないか。
心が荒み悲しくなるコラムを朝からありがとうございました。

潮匡人さんにはその7面先の「阿久悠書く言う」を読んで、一所懸命働くということの意味を考えてほしいと願います。

それに給食費ですが、ルールで決まっているのだから、それは守るのが大人。ルールがいやならばルールを変えるために行動すれば良い。まして「言論人」として発表の機会を持っているのですから。

自分の給料が少ないことを理由で愚痴をこぼされてもねぇ。

ただ、この自己申告の年棒が本当なら「生活保護」受けられますよ。潮匡人さん。

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