でるか! 法廷での余罪の暴露

師走が始まりました。

今日はいつもに増して忙しいのでいきなり本題です。

昨年の今頃は「楽天市場がなくなる日」の為に、取材して
執筆して、本業を営みとフル回転でした。

依頼を受けて執筆を決意したのは

「ヒルズ族の横暴」

が目に付いたことによるものです。
主題にした楽天にしても、その代表の三木谷さんの言葉には

「楽天に非ずば人に非ず」

のような傲慢さを感じていました。
ドブ板営業あがりというエピソードにシンパシーを感じていたの
で、残念に思い

「インターネットが金持ち勝つならツマラナイジャン」

としたためました。

同じく「横暴王」として時代の寵児となったのが

「ホリエモン」

こと堀江さんです。

今日は一連のライブドア裁判と、昨日から始まった村上裁判につ
いてです。

村上さんが保釈後、一転して無罪を主張するのは、

「保身」

のためには当然の戦術です。理由なんてどうとでもつけられます。

理由付けは弁護士のお仕事ですし、

「極悪非道の殺人鬼」

でさえも無罪にしようとする弁護士がいることを考えれば、
造作のないことです。

そしてもう一つ。

ライブドア元役員が逮捕後、

「すぐにゲロ(白状)」

するのも

「我が身かわいやほ〜れほれ」

としては当然ことです。実刑回避が目的ですから、検察に恭順を
示し、改悛の情を伝えるのです。

だからあることはもちろん、

「検察が絵に描いた落としどころ」

の為にはあることもないことでも語ります。

そして、堀江さん。

「一切否認」

これも正しい。仮に真っ黒の判決がでても

「解釈の違い」「冤罪」「はめられた」

と言い続ければ

「ブランド価値は維持できる」

のです。もう泥にまみれて地に落ちていますが、彼が実刑を受け
たとしても、出所後彼に近づくマスコミは後を絶たないでしょうし、
なにより

「幻冬舎」

あたりがほおっておかないでしょうから「自伝」がでます。

でればマスコミが面白がって紹介し、多少でも売れそうな話題本は
平積みとなり、いちやくベストセラー作家ホリエモンの登場です。

その「第2の人生」の為には「否認」は絶対条件ですから、彼は
このスタンスを崩さないでしょう。

とりあえず、堀江、宮内、村上。この3氏から社会を騒がせて
すまないというものは一切感じません。

三者が三様に「我が身」を考えているのではないでしょうか。

ただ、ここで気になるのが「宮内被告」です。

彼は検察の忠実なる僕となりました。
しかし、この国には制度としての「司法取引」はありません。

村上さんのインサイダー裁判でペラペラと喋ります。
時には村上さんの「口まね」まで交えて話すかも知れません。

誰かに取り入るタイプの人間は、時に虎の威を借りていることを
忘れて

「狩り」

をしようとします。自分がキツネだということを忘れて。

「俺のバックには検察という国家権力がついている」

はてさて。

「でるか! 法廷での余罪の暴露」

・・・お調子者のキツネがコーンと余計なことを喋ることを
この一連の裁判で密かに期待しています。

まぁ藤原正彦さんではありませんが、

「卑怯」

という言葉がこの裁判シリーズを分かりやすくするのでは
ないでしょうか。

儲けるときには社会的な色んな物を引っぱり出しておいて自分が
逃げるときは自分のことしか考えない。

これを「卑怯者」と誰も言わなくなったのは・・・いつからでしょう。

ブログ村に参加してみました。宜しければ右バナーをクリックしてください→ にほんブログ村 政治ブログ メディア・ジャーナリズムへ
にほんブログ村

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください