櫻井よしこ、小川榮太郎、阿比留瑠比諸氏の鼎談ながら、本誌編集長の花田紀凱氏も参加する座談《タッグを組んで「安倍叩き」朝日新聞と文藝春秋》。
いまのメディアの病巣を、様々な視点から告発していきます。
まずはテレビ。
櫻井よしこ「若者は放送法を変えろという」
小川榮太郎「ネットの影響でしょ」
花田紀凱「若い世代はテレビを見ない」
阿比留瑠比「ジジババはテレビを盲信。若者はテレビを信じない」(すべて要旨)
産経新聞の世論調査でも顕著な結果が出ている通り、いま、若者のテレビ離れは相当進んでいます。短絡的にいえば「ネット」ですが、そこにはテレビや新聞のダイジェストがあり、また、時間浪費的娯楽番組の代わりにユーチューブがあるからです。
いまのままではいずれなくなる・・・ことはありませんが、衰退は確実でしょうね。
つづいて「文春」批判。花田紀凱氏は元文春の伝説の編集長。こんなエピソードを紹介しています。
出会い系「ラブオンザビーチ」に通っていた前川氏を持ち上げることを週刊文春編集長に問うと「ラブホにいっていないみたい」と説明します。
「安倍は極右の塊だから、安倍政権は一刻も早く潰さなくていかん」と松井清人文藝春秋社社長がスピーチしていたとも。だから左旋回、「しんぶん赤旗」状態になっているということです。
いわゆる「加計学園」の騒動の当事者のひとり、国家戦略特区ワーキンググループで座礁を務めた八田達夫氏は《「岩盤規制」を死守する朝日》で、特区の仕組みから不正の入りようがないことを以下のように説明します。
「国家戦略特区ができて新潟市が手を挙げたが、すぐに具体案がないとわかり脱落。十数年挑み続けた今治市(加計学園)が手を挙げた。3校から1校が選ばれたのではなく、1校しか残らなかった(要旨)」
「公園内保育所が荒川区で認められると全国に拡がった。国家戦略特区は効果が認められれば独占できない仕組み。加計学園は始まりに過ぎない(同)」
朝日新聞が「疑惑」と設定したものを論破した後、朝日新聞への公開質問を投げつけます。5つあるのですが、一言にするとこんな感じ。
「朝日新聞は既得権の守護者ですか?」
回答期限は9月4日17時。果たして朝日は回答するのか、いつものように都合の悪い情報は見えなくなるのか。多分、後者。
同じく当事者の加戸守行前愛媛県知事《メディアに黙殺された私の証言》で、参考人招致での主張に加え、愛媛県知事時代に直面した「情報操作」を告発します。
《えひめ丸の事故の時、実際の森総理はすぐに登庁し、直接電話で「なんでもやるから言ってよ」と声をかけてくれ、友人海底探査船「しんかい6500」をスタンバイ。あらゆる役所を動員してた》
《えひめ丸事故は真冬の二月十日。テレビで流れる森総理は伊豆の川奈にいて、半袖で笑っている。全く違う時機の映像が、あたかも現在進行形の映像であるかのように使われていた》
「Hanada」に癒着疑惑。安倍総理のお友達だからというか、なべおさみ氏が、キラ星のハリウッドスターの思い出を秘蔵コレクションとともに語る連載(今回はヘップバーン)の次ページより、息子の「なべやかん」の新連載。センターカラーを親子で忖度(笑)。
■月刊Hanada 2017年10月号「戦後最大級の虚報」
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