森友問題から北朝鮮の挑発まで、八面六臂の活躍を続けた山口敬之氏に文春砲ならぬ「新潮砲」が炸裂します。
《「警視庁刑事部部長」が握りつぶした
「安倍総理」ベッタリ記者の「準強姦逮捕状」》
とおどろおどろしい見出し。
民進党の参院議員である有田芳生氏が、早刷りを嬉々としてTwitterで拡散していました。確か彼はジャーナリストを名乗っており、発売前の早刷りは仁義として非公開のはず。
明日発売の「週刊新潮」。驚くべき内容であることは、この目次だけでもわかります。 pic.twitter.com/ix64Z53lud
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年5月9日
有田芳生氏はネット上では珍重されており、繰り返しネタを提供してくれる御仁。自然と興味は高まりコンビニで購入。「dマガジン」でも読め、また、前号から古市憲寿の連載も始まり、価値が毀損していますが、西原理恵子画伯の漫画は「紙版」でないと読めないと、端的にいえば「物欲」を満たすために購入しました。
結論を述べれば、羊頭狗肉の週刊誌記事。忖度はありましたが、それは「TBS記者」という当時の山口敬之氏の経歴へのものに過ぎません。
見出しからすれば、まるで官邸の命令で準強姦事件が握りつぶされたとの印象ですが、これは森友騒動よろしく、火のない所に煙は立てるもの。
準強姦で訴えられたのは事実でありながら「不起訴」になった事案で、記事によれば山口氏には妻子があり、つまりは「ゲス不倫」の可能性は高いながらも、かなり無理筋。
定期的にライバル誌「週刊文春」に寄稿している人気記者つぶし・・・とはこれまたゲスの勘ぐりながらも、下半身スキャンダルとして切り取れば、それに見合うだけのゲスな証言満載。
安倍政権を叩こうとする目論見が上滑りした、そんな記事です。つうか、警視庁の偉いさんが、大メディアの記者に「忖度」したほうがヤバイ気がするんですがね。権力とメディアの構造的癒着ですから。