前川喜平氏の釈明やマスコミの英雄視よりも、捜査情報を漏洩して「逃がした」ことが問題だけど触れないよね。


 前川喜平氏の「告発」を英雄視するマスゴミ、もといマスコミを色分けすると、反安倍が鮮明な媒体、番組ほど「人格者」として取りあげることで「デートクラブ通い+買春疑惑」から目を逸らそうとします。

 ただ、その人格者なる証言の大半は「文科省」という身内からのもので、確かに「天下り」という身内のためには脱法行為も厭わない姿は、身内から見れば人格者でしょう。

 前川氏にお目にかかったことがなく、報道ベースながら、その証言の出元というのは、状況を判断する上で重要だということです。新機種を礼賛する記事の骨格が「プレスリリース」で作られることはビジネスシーンでは当たり前の話しです。

 さて、情報の出元といえば、デートクラブ通い+買春疑惑については官邸が、読売新聞にリークした、とされています。蓋然的な情報を見る限り、その疑いは濃いでしょうが、朝日新聞などの反安倍媒体が、民進党や社民党と手を携える姿が日常である限り、あまり批判もできません。

 読売新聞以外の媒体も渉猟してみると、前川喜平氏のデートクラブ通いは2年にわたり、事務次官になってからも足繁く通い、多いときは週1回、夜9時頃に来店していたと「週刊新潮」と「フライデー」にあります。

 ところが昨年末、これが官邸にばれ《杉田和博官房副長官が在職当時の前川氏に厳重注意していた(毎日)》と菅義偉官房長官が語ります。その後、店で見かけなくなったとする週刊誌記事と符合します。

 夕刊フジ系サイト「ZAKZAK」は舞台裏をこう伝えます。

《「歌舞伎町の同形態の店などを監視していたところ、前川氏をはじめ、複数の文科省幹部(OBを含む)が頻繁に出入りしていることをつかんだ。当然、捜査当局はすべてを把握している。朝日や文春での告白内容にも関心があるだろう」》
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20170526/plt1705261100002-n3.htm

 ここから見えてくるのが、捜査機関が「忖度」して情報を官邸に挙げたのではないかということ。管理売春でクロならば、犯罪者逃しということ。こちらの方が、国家権力の暴走で、罪人の取捨選択は法治国家にあるまじき行為。朝日新聞や民進党が追及すべきは、本当はこちら。でも「安倍憎し」で目が曇り、カボチャ小西のような阿呆を買っている民進党は論外だから、安倍政権は「一強」になっています。

 しかし、仮に捜査機関の忖度がなく、現役次官の「逮捕」ともなれば、判決がくだる遙か手前でマスコミは「任命責任」を問うたに違いありません。そのとき、会社帰りの個人の行動なる擁護などでることもないでしょう。

 こうして「デートクラブ通い(買春の疑い濃し)」を官邸に阻止され、つまりそれは「性癖」を捕まれたことであり、エリートにとっては耐えがたい屈辱ながらも、地位に恋々としていうか、上級官僚の頂点の立場とは、宝塚のトップよりも彼らにとっての栄光であり、内々に処理されるのならば多少の我慢も甘受した。

 ところが天下り問題が噴出し、それは身内にとっての死活問題で、どちらに転んでも文科省的には良いことはなく、いろいろと「溜まった」ところに辞任を迫られ、こりゃタマらんと。そして「怪文書」という、いわば「文科省内の忖度」をまとめて復讐にでた。

 とは、むろん、週刊誌などの情報をまとめた「邪推」ながら、なかなか辻褄だけはあっております。こういう見立もできるという頭の体操です。ただし、これを「事実」と語るほど厚顔ではありません。なぜなら証拠のない辻褄だけで語るとはすなわち「森友学園」や「加計学園」に血道を上げる連中に堕ちてしまうからです。

 保守系の和田政宗議員によれば、怪文書とその火元が、前川喜平氏であることは、以前から知られておりながら、あまりにも「根拠」が薄弱で、ましてや天下りもあり、相手にされていなかったいいます。

 加計学園にせよ、菅義偉官房長官の言う「怪文書」にせよ、国益を損ねるなら解明すべきで、違法行為が見つかれば、当事者は処断されなければならないと考えます。ただ、森友学園もそうでしたが「疑惑」にすらなっていない、「なんか怪しくない」ってレベルで国会が止まるのは異常であり、それを批判しないマスコミも狂っています。

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