月刊WiLL 2015年1月号 メディアの偽善を暴く!

今月のWiLL
■月刊WiLL 2015年1月号 メディアの偽善を暴く!
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 今月号は別の角度から「朝日新聞」の正体を知ることができます。

 まずはこちら

『改めて呆れた本多勝一氏の卑劣な手口』

 週刊文春の2014年11月13日号(11月6日発売)に掲載された

『本多勝一×藤岡信勝 「南京30万人大虐殺』の真実」

 という往復書簡の裏側を、藤岡信勝氏が暴露するもの。というか、文春の記事を読めば、そのあまりの卑劣さが一目瞭然で、本多勝一氏といえば朝日新聞のスター記者で、「南京大虐殺」を広めた人物として左の人々と中国が聖人のように扱います。

 本多勝一氏の「手口」を見るだけで、日本型リベラルの卑しさを理解できることでしょう。

 その卑怯さはブログにまとめているので、興味のある方はコチラをクリックしてください。

■『本多勝一×藤岡信勝 「南京30万人大虐殺』の真実』に露呈する朝日新聞の読解力

『本多勝一×藤岡信勝 「南京30万人大虐殺』の真実』に露呈する朝日新聞の読解力

 続いては

『「朝日問題」大討論 四時間』

 は、櫻井よしこ氏と、元朝日新聞編集委員 山田厚史氏による、いわゆる「従軍慰安婦」を巡る報道を含めた朝日新聞についての対談。

 山田厚史氏の卑怯ぶりに朝日新聞という会社の体質が浮かび上がります。

 冒頭、櫻井よしこ氏が植村隆元記者の「捏造」への疑念を指摘すると、山田厚史氏はこう反駁します。

“(1)植村君が、なぜ「女子挺身隊」という言葉を使ったのかは分かりません。(2)しかし、その一点を持って「捏造」だと責め立てるのはどうでしょうか。(3)捏造という言葉には、意図的かつ悪意を持ってやったというニュアンスが込められています。(4)私は彼がそんな意図をもってやったとは思えません。(月刊WiLLより、括弧と数字筆者)”

 (2)の一文からも明らかなように、「女子挺身隊」の混同が捏造を疑われているのであれば、その使用意図が「わからない」と述べた(1)の時点で結論はでています。つまり山田厚史氏に、捏造を否定する論拠も根拠もないということです。

 電波芸者であるテレビコメンテーターなどが多用するので、この論法に違和感を覚えないかも知れませんが、これは後に追及を受けたときに「言い訳」を最初に用意する方法です。文章にすれば明らかなように、キーポイントを理解していないのなら答える立場にもないはずです。

 しかしと(2)で問題提起し、(3)で「捏造」を定義し、(4)で結論づけますが、自己矛盾しています。

 つまりはこうです。

“「女子挺身隊」という言葉を使った意図が「悪意」ならば、山田厚史氏が定義した「捏造」に他ならない」。”

 そしてこうともいえます。

“植村隆氏の言葉の選択理由が分からない山田厚史氏が、「そんな意図」がないと、なぜ断言できるのか”

 一般的には「屁理屈」といえるもので、また卑怯さの馬脚は(4)においても「思えません」と「私見」に留めることで、後に事実が発覚しても逃げるスペースを用意していることです。

 本文では(4)に続いて、山田厚史氏は植村隆氏の、今の言葉で言う「メンター」だったと紹介し、褒めちぎります。その上で、

“真面目で頑張る記者という印象です。であるがゆえに、思いが前に出過ぎてしまった面があったのかもしれません。(同)”

 真面目で頑張ると捏造は別の話。むしろ、朝日新聞の日頃の主張のために「頑張る」ならば、「従軍慰安婦」は存在しなければならなかったのです。そこで「前に出すぎる」ことはあるでしょう。これも卑怯というか、呆れかえってむしろ感嘆したのですが、

「嘘は言っていない」

 のです。話しをすり替えているだけです。

 余談ながらリベラルと論戦をしたくない理由がこれ。対面なら思わず手が出ちゃうであろう想像は人間の未熟さです。

 話を戻せば一事が万事。

 あとは今月もケネディ日砂恵氏が登場。古森義久氏が産経新聞で報じた内容の細部を訂正し、

「91才の元日本軍衛生兵」

 による「慰安婦」への懺悔の真相に迫ります。結論に触れると「ネタバレ」になるのでご容赦を。

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