朝日新聞は日本人から金を取り、世界に日本の悪口を拡散している

 福島第一原子力発電所の事故について、政府事故調査・検証委員会の調べに答えた「聴取結果書(吉田調書)」を朝日新聞は入手したと大騒ぎしたのが2014年5月20日。

“福島第一の原発所員、命令違反し撤退 吉田調書で判明”

 見出しは切り出し、いわゆる「フクシマフィフティーズ」が逃げ出したかのような印象操作を目指した記事を発表していました。

 しかも朝日の報道を素直に受ければ、「逃げ出した」はずの職員が、翌日には自主的に現場にもどっているところからも、命令系統が錯綜する状況での「自主判断」で、記事はいわゆる「アサヒる」という捏造もどきの、恣意的作文とみていました。

 その代表作がいわゆる吉田清治という詐話師を信じた韓国人女性の「強制連行」からはじまる「従軍慰安婦物語(フィクション)」です。汚らわしくも同じ「吉田調書」となっています。

 今朝(2014年8月18日)の産経新聞は、同じく吉田調書(嘘じゃない方)を入手し、検証し、朝日の記事を反駁・・・といより、第二の吉田調書(嘘の方)ではないかと指弾します。

 生のままのデータを見たわけではないのですが、産経の記事はもちろん、朝日新聞がデジタル版で日本語版、英語版で紹介する特集記事をみても、朝日の記事には作意が目立ちます。これを「捏造」とするか「創作」とするかの判断は分かれますが、「報道」でないことは明らかです。

 一点だけ指摘するなら、事実を主観で判断しているからです。プロローグの書き出しはこう結びます。

“再び原発を動かそうとすることがいかに大きな過ちであるかに気付く”

 ・・・ごめんなさい。これ「アサヒる」的な手法です。全文を引用します。

“暴走する原発を止める責務はいったい誰が負っているのか。その人間はいよいよ原発が破裂しそうになったときは逃げてもよいのか。原発の挙動を知ることができない都道府県知事任せで住民はうまく避難できるのか。そもそも人間に暴走を始めた原発を止める能力はあるのか。事故収束作業における自らの行動、判断を反省も交えて語った福島第一原発の事故時の所長、吉田昌郎。吉田の言葉を知ると、ことの真相を知ろうとせず、大事なことを決めず、再び原発を動かそうとすることがいかに大きな過ちであるかに気付く。”
http://digital.asahi.com/special/yoshida_report/1-1m.html

 報道機関としてすごいなぁと思ったのは、原発が破裂しそうになったとき、現場の人間に死ねと迫っている朝日新聞です。疑問系にしています。これで責任を回避するのが左翼の卑怯なところです。

 そもそも「原発を止める責務」と「その人間」を「個人」かのように記す時点で、事実誤認であり結論ために筆が向けられています。分かりやすく実名を出すなら、東電なのか、政府なのかが曖昧です。

 それとも原発職員だというのでしょうか。原発職員といっても亡くなれた吉田所長が死を持って止めるべきなのか、現場の職員に死ねというのか、ここを曖昧にしているのは吉田調書により結論を導き出そうとする朝日新聞です。誤報を32年間放置して、正義を叫ぶ厚顔さが随所に現れます。

 いちいち挙げると切りが無いのですが、一事が万事この調子です。しぶしぶ事実を認めながらも、いや、しかしと主観で事実を否定します。実に朝日らしい記事です。

 そして反日新聞、反日活動機関としての面目躍如がこのデジタル版そのものです。

 会員にならないと読めません。会員は有料会員と無料会員があり、日本国民として検証するためであっても朝日新聞に3800円(デジタル版のみ・月額)も支払わなければ、全文スムーズに読むことはできません。

 記事に対価が発生することは理解しますが、これは「日本」を左右する記事のはず。ならば、これぐらいは万人の目に触れるようにしておくべきですが、まぁ自由経済に活きるものとして、銭儲けが好きなことは否定はしません。ただし天下の公器の看板は下ろすべきです。僕たちは営利集団、お金が大好き! と名乗るなら批判などしません。

 無料で見られるのは3ページまで(1日)。ところがこれは日本国民のみ。

「英語版はすべて無料閲覧可能」

 なのです。

 つまり、吉田調書(嘘じゃない方)を下敷きに、創作(事実、調書の行間を埋める際、主観をタップリ盛り込んでいます)した作文は世界中の誰でも無料で無制限で閲覧できるのです。

 今朝の産経新聞が報じていましたが、実際にこの朝日の記事を元に、

“フクシマフィフティーズは逃げだした”

 という記事が海外紙を飾っています。さらには

“セウォル号と同じく現場から逃げ出した”

 と伝えられているのです。

 朝日新聞はどこまで日本が嫌いなのでしょう。しかも姑息であるのか、朝日新聞のWeb担当者の不手際か、先の商業主義に寄るのか判別できませんが、この英語版は日本語として公開されているのです。

 技術的(というほどでもありませんが)な詳細は割愛しますが、ホームページを表示する際に、どの国の言葉で書かれているかを明記する箇所があり、ここが日本を表す「ja」になっているのです。

 これによりグーグルが提供するブラウザ「chrome」の自動翻訳機能は沈黙します。それはまるで日本人の目には触れにくくしつつ、海外へ「ものがたり」を拡散しようという意図を見つけるのは穿ちすぎ出でしょうか。

 銭儲け主義を否定しきれないのは、「朝日新聞英語版(http://www.asahi.com/english/)」同じくで、有料会員の獲得を目指しているのか・・・と、思い直すのも束の間、「朝日新聞 アジア・ジャパンウォッチ(AJW:http://ajw.asahi.com/)」は無料で拡散し、こちらの言語指定は英語を示す「en」です。

 そのサイトの「About us」にはこうあります。

“朝日新聞AJWは朝日新聞、日本を代表する日刊紙の英語のデジタル版です。AJWは日本の政治、ビジネス、社会の広範な適用範囲に加えて、中国、朝鮮半島、アジアの他の部分の詳細なカバレッジを提供するという私たちの編集方針を反映するために「アジアと日本·ウォッチ」の略です。

1879年に設立され、朝日新聞は全米で最も尊敬され、日常の日本語新聞です。
(中略)
このサイトは、朝日新聞の国際デジタルニュースセクションによって運営されていま”

 変な日本語はグーグルの翻訳力ですが、つまり国際発信するセクションでは、英語向けと宣言したサイトで無料。そして全米でもっとも尊敬されると自覚しています。

 裏返せば、朝日新聞の姿勢が明らかです。

 日本を貶める記事は海外に無料で積極的に発信し、日本人にはできるだけ読まれないように工夫をしているのが朝日新聞。

 どうにかならんものですかね。

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