韓国兵が倒れていたら、我らは両の手を握りしめ

 昨日の衆院予算委員会においての安倍首相の発言に思い出します。わたしが「ものかき」の端くれになった理由です。

 集団的自衛権について挑発を繰り返す野党に対して、安倍首相は議論を重ねてきた一例として

「かつて医療行為も禁止という主張もあった(意訳)」

 を挙げます。

 昨年末に、鉄砲の弾が足りないから頂戴とねだった韓国軍への武器を提供したことを問題視する左翼の連中がいましたが論外。

 仮に弾薬の提供を拒否したことにより、韓国軍に死傷者がでることがあれば、世界中の信頼を失うことは当然として、その韓国は国を挙げて発狂状態で日本を責め立てたことでしょう。そういう国です。

 イラク派兵のころの議論は、このレベルではありません。先の安倍首相の発言は

「傷を負った兵士を治療し、その兵士が前線に戻り武力を行使すれば、自衛隊の武力行使になるのではないか」

 というトンデモ議論が行われていたのです。先の韓国でいえば、韓国兵が銃で撃たれて苦しんでいても、我が自衛隊にできることは、両手の拳を握り締め、

「ガンバッ!」

 と励ますことしかできないという主張です。

 そんな馬鹿なです。しかし、事実上「丸腰」で戦地に送り出されたのが自衛隊で、そのウチのひとりがヒゲの隊長こと、現参議院議員の佐藤正久(もちろん、自民党)氏です。

 自衛隊の派兵には賛成ですが、そもそも米国のイラク侵攻に正義を感じず、いかがなものかという思いがあり、せめて送り出す側は、それなりの「覚悟」をもって、選挙に足を運び、政治を選択して欲しいという思いから、投票日を目前に友人数人に、CCで数回のメールを送りました。これが「メルマガ」の原点です。

 選挙後、イラク派兵について

「自衛隊を海外に送っちゃダメですよね」

 といった友人は、青年会議所に出入りし、選挙では自民党に票を投じていました。間髪を入れず

「お前が背中を押したんだよ」

 と突っ込みました。その是非はともかく、「知らない」ということの罪を痛感し、これはいまの「放射脳」への厳しい姿勢と同じです。連中も福島の事故前は「知らなかった」と悪びれもしません。

 「考えようよ」を背骨に据えたメルマガを発刊するのはそれからしばらくしてのこと。振り返れば、当時よりはマシな議論ができるようになったような気もしますが、放射脳をみると、姿形を変えただけで、まだまだトンチキは多く、筆を置くことはできないようです。

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