おおすみの事故を語る高木美保の迷走

高木美保嬢が今朝もかっ飛ばしていました。反日団体に認定しても不思議ではないテレビ朝日の朝のワイドショー「モーニングバード」で、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と民間の釣り船との事故へ「徹底点検というが事故が繰り返される(要約)」と、自衛隊が悪いと受け取れるコメントを発します。

生放送のワイドショーにおいてコメンテーターは気軽に本音を語っている風に見せていますが、多くの場合、直前の打ち合わせでおおまかな発言が割り振られているものです。別の番組ですが読売テレビの「ウェイクアッププラス」で、オンエアされていると気づかず、ADとおぼしきスタッフが、アスリートの佐藤真海さんにコメントを求めるタイミングとネタを確認する映像と音声が流れたことがあります。

わたしがラジオ番組に電話出演した際、フリートークを装っていましたが、実際には「台本」があったことも同じ理由です。野放しの雑談とは異なり、番組には「方向性」や「結論」があるものです。

モーニングバードの基本スタンスは反日、反自民。もっとも日本のテレビ番組の大半がそうで、事実上の税金である受信料収入で運営されるNHKがその代表というのは笑えないジョークではありません。税金集めて反日活動をしています。

高木美保に話を戻します。事実関係が明らかになっていないなか、自衛隊を悪し様にいうのは彼女の役割なのかも知れませんが、もともと裏番組のフジテレビ「とくダネ!」のコメンテーターを降板した翌週から、同時間帯のテレビ朝日に移籍する人間性にはぴったりとも言えます。

降板により抱える私怨を理解できますが、それまでの使って貰った「恩」はもちろん、視聴者への裏切り行為という自制はないのでしょう。わたしが切られたのよ! とヒステリーをおこされても、昭和の時代にはあった「仁義」や「筋」という言葉を彼女は知らないようですが、ウジテレビと朝鮮日報新聞(朝日新聞)の系列テレビ局同士のことなので目くそ鼻くそですが。

反日活動家に成り下がった同社社員の玉川徹も援護射撃を忘れません。「おおすみ」の乗船経験をもとに、構造上から左舷に死角があったのではないかと珍説を開陳。そんな軍艦は危なくて使えませんし、見えていないなら接近を警告する汽笛を鳴らすことは不可能です。

なにより「おおすみ」の「左舷」に釣り船は衝突・・・接触ではないでしょうか? 確定情報が発表されるまで断言できませんが・・・しているのなら、釣り船から「おおすみ」は右手に見えたはずです。船舶は「右側優先」と海上保安庁のHPにあります。

http://www.kaiho.mlit.go.jp/10kanku/miyazaki/uminohitokutitisiki/koutururu/koutururu.htm

確定している事実だけを見ても、自衛隊に責を負わせることに無理があります。犠牲者への追悼と自己の責任は別物とするのが報道の基本です。もちろん、韓国や中国における反日報道においてはこの基本は消失します。

再び高木美保のコメントを検証すれば「繰り返される」とありますが、海上自衛隊と民間船舶との事故は3件です。事故はゼロでなければならないという、過剰な安全神話とはファンタジーに過ぎません。事故は起こるものであり、起きたときの対応こそが大事であるのは「3.11」の原発事故から日本人が学ばなければならないことです。

高木美保は次に「ヒヤリハット」を持ち出してながら、本格的に迷走をはじめます。船のことは分からないが、自動車の運転に似ているとして、だから危険だというのですが論理不明。好意的に解釈すれば、大型車と小型車の比較から、大型車にもっと注意をしろといいたかったのでしょうか。わかりません。とくダネ!を首になるのも頷けます。

基本的に自動車と船舶は異なります。交通標語に「クルマは急に止まれない」とありますが、船舶はそれ以上に止まれません。大型船になればなるほど「慣性の法則」により制動距離が長くなり、同じ理由から回転半径が大きくなります。

だからざっくりといえば「小さい船が避ける」が海の男のルールなのです。物理法則を尊重しなければ、死がまつ海の上に弱者の優越などありません。

さらになにより「軍艦」です。釣り船、つまりはボートが「衝突」したとして、転覆したとはいえ、ボートが原形を留めて浮かんでいるような「弱い船」であるわけがありません。救助された方の証言でも、ドンと音がなった直後に浸水が始まり、数秒後に転覆したとあり、これは報道全般にいえることですが「衝突」により犠牲者がでたという印象操作がなされていますが、死亡理由は冷たい海水による「低体温症」ではないのでしょうか。もちろん、これは推測に過ぎませんが。

なにはともあれ珍説は高木美保の持ち味。かつては「取り寄せた朝採れ野菜を出す六本木のレストラン」をエコと絶賛していました。輸送に発生する地球温暖化ガスを無視して「エコ」といえるのが彼女です。だから自動車と船を同一視するのも持ち味ですが、会話の途中で迷子になるのはいただけません。

彼女の経歴にはエッセイストというものもあり、これなら編集者による「校正」がはいるので、どんな駄文でも「作文」に仕上げてくれます。というわけで、余計なお世話ですが生番組はそろそろ引退されてはいかがでしょうか。

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“おおすみの事故を語る高木美保の迷走” への1件の返信

  1. なるほど。コメンテータとしての疑問がありました。
    自分の主張ばかり話し、他の人との協調性が保たれておりません。
    聞いていても見苦しい限り。私達が聞いていてもおかしいと感じるようでは
    コメンテータの資格がありませんし、他の人も呆れた様子です。
    単に、私が申すことはすべて正しいという態度で協調性は感じられません。
    やっぱり、私の感じたことは他の人との思いと同じだったのですね。納得。
                                直爺・79歳

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