平山たいろう伝説〜終章、そしてどこかで〜

平山たいろう、という人間を政治の世界に送り出したのは足立区民の不明によるもの。すでに東京12区に住むわたしが謝るのは筋違いですが、前回選挙を前に十分な情報提供をしなかったことを深く反省し、彼が選ばれたことの意味するところを足立区民として記しておきます。

平山たいろう氏の評判を聞いたのは熱心な民主党支持者からでした。これが見事に芳しくない。それもひとりだけではなく、各方面から聞こえてきます。もっとも辛辣だったものは「アレはバカだ」という老人の痛罵です。老人は続けます。しかし自民党にお灸を据えてやらなければと。いま、この老人の会社には自民党のポスターが貼られています。

バカかどうかは判断しかねますが、「俺は民主党の会社員」と公言していたと言います。その会社員が党を離れてどうするかと見ていると、やはり老人の言葉は思いのだと噛みしめるのです。事実を並べます。

平山たいろう氏が東京13区の公認候補になれた当時の幹事長は小沢一郎氏です。つまり、小沢氏に拾ってもらったといっても良いでしょう。ところがルーピー鳩山が辞任しての代表選では、平山たいろう氏は菅直人(ペテン師つき敬称略)に票を投じます。その間に飲み屋のおねえちゃんを口説き、あまつさえ実の妻を交えた「3P」をしたいとは週刊誌情報。これについて、彼は後援会への釈明で「ヤクザが絡んでいる」としたそうですが、本当にそうなら報道を持って解決する話しではありませんが、これについては後ほど。

そして今年、増税反対を理由に退社、もとい離党します。苦戦が必至の民主党を見限った、沈む船からネズミが逃げ出すようなものです。これに地元の後援者は怒り心頭。平山たいろう氏のポスターが街中から消えた分だけ景色が良くなったのは彼の離党のお陰と感謝します。さらに増税に賛成した連立与党の国民新党に入党してビックリ仰天。

連立与党なので東京13区からは対立候補が立つことはなく、さらに少数政党は政党助成金の分け前も期待でき、つまりは「選挙対策」だと陰口があちらこちらで。ちなみに東京13区は、現政権で名前を売っている「城島光力」が「城島まさみつ」の名義で選挙に出ていました。

平山たいろう氏の華麗なる転身はこれに終わりませんでした。なんと「脱原発」へと電撃移籍。つまりは「小沢新党」です。何者でしょうか。いや、小沢一郎氏が発したとされる言葉が浮かんで消えません。

「総理大臣にするのは軽くてパーぐらいがよい」

さきほど愛人との3Pを望まれた細君。実は平山たいろう氏が喧伝するIT業界の実績において、デジタル女将として評判を集めた彼女が果たした役割こそ大きいことを添えておきます。実家をきりもりして、さらに旦那の経歴に輝きを与えた妻・・・を残し、東京で愛人をこしらえる。ちなみに、これは幾人かから聞いた話ですが「足立区が嫌い」といったこともあるとか。

さすがに東京13区から出馬しても勝ち目がないことを悟ったのか、足立区内の事務所を畳んだようでホームページにあるのは議員会館の住所だけ。そのくせホームページのアドレスは「http://www.tokyo13.jp」。ここにも彼のITの実力が垣間見えます。

語るに落ちる話しですが、ドメインを変更しても「リダイレクト」をすれば、そこへのアクセスを強制的に新アドレスに変更することもでき、今後も政界渡り鳥として過ごすなら「hirayamatairou.com」など、独自のドメインを取るのがITをかじったものなら常識です。また、前回選挙直前、急ごしらえで作った彼のホームページは「ムーバブルタイプ」を設置しただけの簡単すぎるもので、実力不足か、忙しいとしたなら協力者すらいなかった彼の「人望」を表したものです。彼はIT業界のNPOを立ち上げて理事に収まっていたのに人望がない・・・とは、昔の彼をしるある知人は「偉くなりたいだけの人だったように見えた」という評の正しさを裏付けます。

わたしは消去法的自民党支持者。しかし、IT業界から・・・という触れ込みで国政を目指すものとして、わずかばかりの期待を持っていました。ところが彼の選挙期間中の街頭演説を聴いて落胆というか吐き気すら覚えました。これで当選するわけはないだろうという安堵もありました。わが足立区民の無知蒙昧にも呆れますが、当選してしまい、彼には年間2000万円を超える税金が支払われました。

すでに足立区から去った人間。しかし、彼を世に出してしまった足立区民として、平山たいろう氏が落下傘として降下するその地域の皆さんのために、公示前の今日。ここに記します。

 

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