人とコンピュータを比較して、最大の能力は「忘れる」ことだと
偉い先生が言っていたような気がします。
コンピュータは全ての記録された情報と付け合わせるので、ストック
された情報に累乗するように判断が遅くなるということです。これに
ついては最近、忘れるような素子が開発されたとか耳にしたような
気もしますが、逆に忘れるコンピュータにコンピュータの意味がある
のかという問いが生まれることでしょう。
で、人間は大切なこと以外は忘れることで、大切なことにフォーカス
できます。
逆にITツールの発達で、大切でないことまで覚えているようになり
結果的に失っている時間が多いのです。
会議の席で「ちょっと待って」と「検索」するあれもそう。
ついでに飲み会席でツイッターに投稿するあれもそう。
隣の席の異性がその光景を侮蔑の表情浮かべながら見ていることに
気づかないように。
「ミヤワキさん、それは古いよ。いまどき飲み会の席でツイッターや
メールは当然だよ」
さいでっか。でもね。古今東西、本当に好きな人、気を引きたい
異性や知人がいたら、「脇目」を振ることなんてできないもんで
やんすよ。
本旨からずれますが、こうした「失っている恋」も多いんじゃない?
■マイコミジャーナル
Evernoteという第2の脳から生まれる「ライフログ0.2」
http://news.mynavi.jp/column/itshacho/145/index.html