先週の金曜日にも取り上げたコンビニ24時間営業規制ですが、
地方自治体で検討に入ったと報じられるとネガティブな報道が
目立つようになりました。
アナウンサー自らが
「私も深夜利用しますので困ります」
という始末。
問題点は後にまとめますが、私も一律の規制は工夫がないなぁ
と考える立場です。何が何でも営業するなと言うのも芸のない
話しです。また、なぜ? コンビニだけなのかという主張も頷き
ます。
そこでこんな妥協策はどうでしょうか?
1:容積率400%未満の地域
2:公共交通網の乗降駅(所)から半径50mを越えた地域
要するに商業地域や都市型ライフスタイルから需要の高い地域
はその権利と主張を認めるが、住宅街の夜は寝るものということ。
そして、それ以外の地域を野放しにするのではありません。
夜10時〜午前0時までの営業に「夜間取引税」として、
消費税に5%を加算し10%とします。さらに午前0時から4時
までは「深夜取引税」の名目でさらに10%で合計20%。
朝4時までとするのはそれ以降は「早起き」と考えるからです。
暴利だ、横暴だ! という声が聞こえてきそうですが、最大
2割り増しでこれはタクシーの深夜料金と同等です。
深夜営業する飲食店、スーパー、コンビニに適用し、それらで
徴収した税金は「環境対策」の目的税とするのです。
たばこ税や消費税の単純な税率アップより建設的ではないしょ
うか。
それでは反対派の唱える問題点に答えます。
1:深夜に(帰宅すると)ご飯が食べられない
こうインタビューに答えたサラリーマンがいました。
あのぉ買いだめという言葉を知らないのでしょうか?
蓄えや備えというのは「アリとキリギリス」で学んだのは
昭和の子供だからでしょうか。
最近、家にものを置きたくない、または置かないライフスタイル
をとる方がいますが、それは生き方の問題です。個人の生き方は
尊重しますが、自分の望む食事が望む時間帯がないだけのことを
飯が食えないと発言する傲慢さを私たちは自覚すべきです。
2:電気料金は深夜の方が安い
だから無駄遣いして良いというのは別次元の話し。この論を
支持するのなら
「株を買って何が悪いの?」
というあの人と同じ価値観となります。
また、無駄になる電気なら夜間電力で氷を作り、その冷気で
日中の庫内温度を下げる装置などを導入すれば無駄となりません。
深夜規制に協力する変わりに、これら装置導入への補助金をだせ
というのなら分からないでもありませんが。
3:「深夜税」を取られたら生活が苦しくなる
この話しを友人にした際の反論への反論です。
そもそも深夜帯は「割り増し時給」となります。つまり、
もともと本来の人間のライフサイクルから遠い、夜間労働は
高い時給設定でツーペイといこと。
会社員時代の私もそうですが、深夜も休日も残業も割り増し
されないという人も多いでしょう。しかし、私たちは奴隷じゃ
ありません。嫌なら転職するべきです。
そして「普通の労働時間」の勤務先を見つければ、多少給料が
下がっても、夕方のスーパーの特売に間に合うようになれば生活
は楽になるかも知れませんよ。
・・・今いる場所を変えずに全てを望んで何が手にはいるで
しょうか? 今いる場所で環境が悪化し、
「どぎゃんかせんといかん」
と言っているのです。深夜の便利さ・・・といっても実は
メリットを享受する人の少ない便利です。今、反対している
「テレビ局、新聞社などの出版・報道関係者」
はもろに影響しますが、朝起きて夜寝るという
「地球に優しい(この表現も偽善で腹が立ちますが)生活」
をしている人にとっては深夜に閉まっても全く困らない
「環境対策」です。そしてメディア関係者は自分たちの不利益
には勇敢に立ち上がります。そこに「義」がなくとも。はぁ。