「ニュース女子」報告書はBPOの遺書となる

「ニュース女子」報告書はBPOの遺書となる

 放送倫理・番組向上機構(BPO)が、この一月二日に東京MXテレビで放送した「沖縄基地反対派はいま」に重大な倫理違反があったと断じました。

 ちゃんちゃらおかしい。朝日新聞どころか、これを報じた読売新聞もBPOの「発表」を鵜呑みにし、そのまま報道。識者の見解として音好宏氏のコメントを紹介しますが、それはBPOに対して全面的に賛同するもの。この人物、元民放連。つまり放送局側、すなわちNHKと民放連が組織するBPOの寄りの人物と見なすべきでしょう。

 新聞は放送法の適用外で、偏った意見を述べても、いかれた主張を掲げても、罪に問われないことは朝日新聞や東京新聞が体現していることながら、本件はネット上でも賛否がわかれ、むしろネット上に転がる各種動画や、当事者の証言と言った「事実」を知るものは正反対の、つまりは「あの放送は概ね正しい」と支持されています。

 一般的に贈収賄でも、名誉毀損でも、敗者の側、糾弾される側にもコメントを求めるのが一般的な新聞報道。本件においては読売新聞も「報道しない自由」が行使されたということです。

 こうして既存メディアは墓穴を掘っていっています。

 いつもは両論併記だが、自社の利益に関与する事案については偏向報道=報道しない自由を行使する。

 読売新聞は日テレの親会社。グループと東京本社を併せると、実に20%を越える株式を握っています。

 東京MXテレビの「ニュース女子」は、ネットでも配信されていますが、全国のローカル局が買い付けており、ヒットチャートにはのぼらない人気番組で、このままいけば、鮮魚コーナーの定番ソング「さかな天国」のように全国区に躍り出る可能性もゼロではありません。

 関東ローカルながら地上波で「しゃべくり7」の裏番組で、ライバル番組にケチがつくのは大歓迎。と、おもう可能性を否定するのは困難でしょう。

 なぜなら、この手のスキャンダルやクレーム、日テレなら読売新聞、テレビ朝日なら朝日新聞、TBSなら毎日新聞それぞれが、他局の騒動は大きく取り上げ、自社関連は小さく取り扱う傾向があるからです。

 状況証拠だけで判断すれば、限りなくグレー。しかし、つまらぬ視聴率争いの話しではない、報道の公平性、中立性、なにより活動家による世論誘導が行われているかもしれない、と気づかぬところが、この国のマスコミの病巣で、陰謀論を排除しても、平たく言えば

「サラリーマン根性」

 です。上司の、仲間が喜ぶ記事を書く。

 肝心の「報道内容」に踏み込みもしません。あるいはそれを報じません。ところが「内容」はネットでとっくの昔に検証されており、当事者の「ニュース女子」は、すでに「検証番組」を制作し公開しており、取材不足や過度な編集を認めた上で、事実は事実と上書きしています。

 一例を挙げれば、BPOも問題とした、辺野古のヘリパッド反対派が「日当」を貰っていると報じたことをデマとする反対派の声を鵜呑みに糾弾します。

 先の検証番組で過不足についてはしっかりと認めましたが、沖縄の基地前に座り込む「おじい」だか「おばあ」だかの、当人に直接話を聞いたジャーナリストの大高未貴氏は「日当だと証言している」とし、実名をあげられると告発しています。

 ネットでは「日当」は公然の事実で、パヨク(劣化した左翼、基地反対派の多くがここに属する)さんらが、ネトウヨを貧乏人と罵倒し、その余勢を駆って「俺たち日当貰っているもんね(要旨)」と自慢するツイートはいくらでも発掘できます。

 BPOが問題視したのは「労働対価としての日当という裏付けがない」というようなニュアンスで、工作員や活動家を支援する資金については踏み込んでいません。

 ナイフで暴れ回る通り魔に、刃渡り50cmを越える牛刀を渡しても、「だがちょっと待って欲しい。肉を切れという意図かも知れない」と朝日新聞の天声人語のように話しをすり替えるようなもの。

 本質は高江のヘリパッド反対派に、何者かが資金援助をして、組織的な活動をしているのではないかにあります。すくなくとも私はそう理解して番組を見ていましたが、BPOは「日当」と呼ぶべきか否かで、確たる証拠がないから「日当」と呼べないと批判しているのです。一般社会では屁理屈です。

 また、BPOの委員長代行という要職にある升味佐江子氏は、ネット番組で充分な検証もせずに番組を断じています。そのネット番組は「ニュース女子」で放送されていない内容を批判するなど酷いもの。

 そんな人物が最終報告書に堂々と名前を連ねている時点で、公平で中立的な審議が行われたとは、一般常識で信じることなどできません。

 所詮はNHKと民放連が設立した民間団体なので、そういう方針と開き直るならそれはそれまで。しかし、地上波放送に、自浄作用も公平性もなく、内部の人間の主観と偏見で内容を左右できる、気に入らぬものを欠席裁判にかける暗黒の中世のような存在。

 すなわち、存在そのものが「放送法」に違反している可能性が高いということです。つまり今回の報告書は、NHKや民放連の掲げる公平性や中立性がまったく存在しなかった。電波を寡占する根拠が喪失し、死に至るための「遺書」になるかもしれません。

 なぜならBPOの馬脚は、彼らのまとめた報告書に明らかだからです。まるでサスペンスドラマで東尋坊に追い詰められた犯人が、とうとうと自白するかのように、無理に屁理屈を重ね、社会常識からの乖離を隠しもしません。誹謗中傷ではなく、一般常識に照らしたときに、頭大丈夫かと心配するレベルです。

 そのひとつが「救急車」を巡るもので、ヘリパッド反対派が、県道を「自主検閲」して、周辺住民の往来を妨げ、救急車が到着するのが遅れた男というもので、そんなことはなかったというのが「ニュース女子」を批判するパヨクサイドの主張で、BPOは鵜呑みにします。

 周辺住民の往来を妨げたのは、地元で農業と畜産、宿泊施設を営む依田啓示氏が体験したことで、宿泊客を自動車に乗せて地元を案内していたところ、反対派の「検問」にあい「ひきかえせ」と言われます。

 何の権限もないものに従えないと、一悶着するなか、活動家は車内の客までカメラ撮影し、ヒートアップしたなかで依田さんと活動家軍団が接触し、その一人の活動家が「暴行をふるわれた」と訴え、依田さんは起訴され、いま公判中です。

 暴力は絶対ダメ。まるでどこかの格闘技風伝統芸能のような話しですが、事件で執拗に「動機」が問われるのは、そこに人間の現実があるからです。地元で見知らぬじじぃやばばぁに、いきなり絡まれて、その弾みでの「暴力はダメ、絶対」。

 と、ばかりにこれを報じずに、むしろ依田さん以外の証言を集めていないことを問題視する姿勢。

 もちろん、すべてに対して、複数の「ソース」からあたることは大切ですが、ヘリパッド反対派にはおざなりで、「ニュース女子」の側にだけそれを求めるのはダブスタであり、結論ありきの誹りは免れません。

 なにより「救急車が遅れた」ことについて、充分な証拠がないと、事実関係において完全否定せずに、確認が不十分だったという点から糾弾するのは屁理屈。そこに社会正義はない可能性が高い。

 あ、本編通じて「可能性が高い」と繰り返しているのは、BPOの報告書がそのロジックで、ヘリパッド反対派の意見を擁護し、ニュース女子を糾弾していることへのアイロニー(皮肉)です。

 その救急車について報告書から引いてみます。

《傷病者を収容した救急車が徐行運転を開始して間もない高江橋で、抗議活動側の人が救急車に対して手を挙げて合図し、救急車に停止してもらい、誰を搬送しているのかを確認したことがあった。救急車が停止した時間は数十秒であった。この事実が「救急車を止めた」と誤解された可能性がある》

 え? 救急搬送がはじまった救急車を止めることってできるの。交通事故など、私以外の理由で救急車に、それこそ何度も乗ったことがある経験から、発車前、親族などの確認などするものです。

 それは、そもそも「緊急搬送」が必要な傷病者のためにある救急車で、時に本人の容態が急変したとき、家族や親族、その代理人など第三者の許可を求める治療行為の可能性もあるからです。

 また、入院となれば関係各所への連絡、また帰宅時の足の確保などの面から、救急隊員は「誰かご親族、お知り合いはいませんか」と訊ねるものです。

 つまり、これらの手続きが終わったあと、出発した救急車とみるべきでしょう。それを、救急隊員や警察など、公権力の判断以外で「止める」ことが異常だという社会常識をBPOはもたないようです。

 あえていいます。「ヤバイ」です。

 同じことを近所で想像してみてください。近くに救急車が停車し、患者を収容し、サイレンを鳴らし走り出した前に飛び出し

「誰が乗っているか確認させろ」

 繰り返しますが、緊急搬送のために存在する救急車の走行を妨害するとは、未必の殺意があるといってもよいでしょう。だから、自動車免許、自動二輪にせよ、救急車のサイレンを聞いたら車体を路肩に寄せて停車することを義務づけられています。

 誰が乗っているかは、搬送先の病院に足を運び、患者との関係性を告げれば教えてくれます。生死を争うかもしれない患者の搬送をとめてまですることではありません。

 仮に生死に異常がない程度の「軽傷」ならば、タクシーを使うなり、仲間の自動車で搬送して貰うのが、健全な市民のとるべき態度でしょう。救急車はタクシーではないと、いま社会問題になっていることをBPOは知らないというのでしょうか。そんな団体に「放送内容」を精査する資格はありません。

 あきらかに「異常」な行為を正当化するためにBPOは存在する。今回の報告者そう読み解くこともできます。

 先の救急車の箇所を、ポイント絞ってふたたび引用します。

《救急車が徐行運転を開始して間もない高江橋》

 救急車が急発進することはありません。だから徐行運転は当たり前、しかも「開始して間もない」ならば、急発進以外なら当然で、頭痛が痛い、なみの二重言葉。日本語能力の怪しい人が作文したのでなければ、印象操作の意図しか見つかりません。

 つまり、徐行だった、それも間もなく、だから「止めた」こともやむなし、ってバカ。生死を争う緊急性のために救急車があるのね。警察や消防など、しかるべき公権力が、適切な判断のもとに停車させたのではなく、ただの市民でしょうに。

 活動家なら、そもそも公権力に従う気持ちなどないから、その行動は想定内ですが、それを批判精神で受け止めないのは公序良俗に反し、すなわち放送法にも反します。

 今回の「ニュース女子」をめぐる騒動で、数々のパヨクの実態が明らかになるととももに、基地反対派の非合法な活動もネット上では拡散されています。

 そして今回の報告書により、いよいよ地上波は追い詰められました。

 確かに一月二日に放送された番組に、「甘さ」はあり、かつて拙稿「ネットバスターズ」でも指摘しましたが、先日の十二月十二日TBS系で放送された「池上彰 教えてもらう前と後」は

「池上彰が選んだ2017年決定的瞬間」

 と題した特番で、その中で

「安倍政権が危機を迎えると北朝鮮がミサイルを撃つ」

 と、確かな裏とりもせず、

「内閣の危機=北朝鮮ミサイル」

 と?もつけずに断定しています。

 はい、アウト。でしょ。

 つまり、いつものパヨクの自滅ながら、BPOが上から目線で断じた報告書が、自らのクビを、仲間の偏向報道を追い詰める結果につながっております。

 彼らを救う法法はありません。だって、自滅を繰り返しているのですから。全速力で崖に向かって走るものを、止めるこちらが危険です。我々はそっと静かに、しかし、確実に彼らの悪行の告白をネットに書きとめ、後世に教訓として残していきましょう、ゲラゲラ。

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