「職員」は専門家。豊洲市場の謎の地下室

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豊洲市場「謎の地下室」の報道における嘘というか、世論の誤誘導を指摘してきます。

先のブログでも指摘したように、職員による「暴走」は解明すべきですし、結果的に良かれとなっても処罰すべきと考えます。本当に「むしろ良かったこと」だったとしても、減給6ヶ月ぐらいに処し、再来年度の人事で昇進させるぐらいの「信賞必罰」はしなければなりません。

都知事どころか、歴代の「市場長」まで知らずに、「職員が勝手にやった」「専門家の意見を無視した」と報じます。はて、職員とだけ報じると、腕カバーをした一般的な公務員を想起しますが、「都庁の技術職」という都のコンテンツを見ると、土木のシゴトに従事するのは「都市環境科学研究科 都市基盤環境学域」、建築のシゴトは「家政学部 住居学科」、機械のシゴトは「理工学部 機械工学科」、電気のシゴトは「工学部 電気電子工学科」の出身者です。
http://www.saiyou2.metro.tokyo.jp/technology/job/

少なくとも大学において、一定の専門教育を受けている「職員」であって、ずぶの素人であるかのように報じるのは誤誘導でしょう。

公営の美術館などの「学芸員」だってそうです。公益法人などに管理委託をしているところもありますが、彼らは「職員」ですが、相応の「専門性」を持っています。

「謎の地下室」を作った職員だってその可能性が高いといえます。だから建築の現場として、「必要」と判断した上での結果でしょう。

とある有識者会議に参加したとき、「オフレコ」とされたので具体的な話しは控えますが、立体化の必要性が叫ばれている「開かずの踏切」の下に、地下鉄を通した際に、関係各所に働きかけ「立体化」を可能とするための「余計な地下道」を掘らせたと言います。

図面も残っており、関係者は情報を共有していますが、一般公開はしていません。違法とは断じずとも、正規の事業ではないからです。

こうした現場に接する「職員」を、私は「プロ(専門家)」と考えます。謎の地下室を作った「職員」もそうなのでしょう。

繰り返しになりますが、無謬の正義ではなく、法治国家、統治の視点で見れば、「職員」は処罰されなければなりません。同時に、職員が「暴走」しなければならなかった理由も解き明かさなければ、プロ意識の高い職員は今後も「再犯」することでしょう。あるいは「間違っている」と知っていながらも、唯々諾々と上の決定に従うことは、近未来の寄り重大な事故の引き金となることは、三菱自動車の燃費偽装が雄弁に物語ります。

いつまで経っても学ばないのはマスコミだけで充分です。

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