さぁ、次はいわゆる「従軍慰安婦」です。
いわば「本丸」です。
朝日新聞は済州島で「人狩り」をしたという「吉田証言」についての記事を取り消しましたが、狭義においての「強制」があったとすることで、「強制連行」の留保を試みています。
しかし、すべての資料から虚勢連行も従軍慰安婦の存在も認められていません。唯一の証拠は、自称元慰安婦の証言だけです。
「被害者がいるのだから事実」
それは痴漢の冤罪をあきらめというのと同じです。
被害者も嘘をつくものですし、そもそも被害者かどうかの事実認定から始めなければなりません。
本書は日本人なら誰もが「常識」と知っておくべきことに過ぎません。しかし、残念ながら大半の日本人が知りません。だから、朝日が記事を取り消して以降の
「慰安婦までいなかったと言い出す人が現れた」
と騒ぐ左翼に騙されます。
慰安婦はいました。従軍慰安婦なる存在がなかっただけで、その慰安婦と表現したのは、日本人的オブラートにつつんだ表現でアリ、現場では「ピー」と呼ばれていたと、故 小野田寛郎氏が当時の状況を説明します。
元慰安婦も当事者なら、小野田寛郎氏もまた当時を知るものです。
本書は『月刊WiLL』や『正論』に掲載された記事から「従軍慰安婦」と「朝日新聞」にフォーカスを当て、セレクトされた玉稿の集まりで、小野田さんの記事は『正論 2005年1月号」のものです。この記事は必読です。
あとは正直、知っていることばかり。というか『WiLL』の読者なので当然ですが、つまりは
「慰安婦における朝日新聞の罪」
を知るにはこの一冊、ということ。
さらに充実しているのが「グラビア」です。
福島瑞穂、海渡雄一、高木健一、松井やより、辻元清美、
上野千鶴子、和田春樹、戸塚悦郎、吉見義明、クマラスワミ。
敬称略は心情の表れ。日本を貶めた連中を網羅できる、したくもありませんが、深海生物や毒キノコの図鑑を眺める気分に切り替えると楽しめます。
また記事中の写真にある「キャプション」が悪意満載(笑)。
櫻井よしこ氏の記事にある河野洋平氏の写真には
「おれが悪霊だぁ」
とあるように。
立ち読みでも結構。まずはお手にとってご覧ください。すると今朝の新聞広告に付された
「永久保存版」
の意味を理解することになりますので。
■歴史の偽造! 朝日新聞と「従軍慰安婦」(WiLL緊急増刊)
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=B00NB5NQ7U