思うところアリ仕事をしているわけですが、テレビをつけるとTBS「真夏のおーくぼんぼん」なる番組が目に留まる。理由は南海キャンディーズの山ちゃんファンだから。彼に非凡なセンスは「キモイ」という評価しかなかった頃から輝いていました。
働く女の素顔密着SPと・・・まぁ下手な企画ですが、最後に登場した女性が「The成り上がり」。「Theバブル」と呼ぶには若干貧相です。
タワーマンションに住み、室内のシャンパンは飲むたびに補充され、電車嫌いで、マイカー通勤で運転は荒いと広言。室内はフェンディの家具と、金持ちアルアルとしてはさして珍しくないネタながら、その悪趣味さに失笑が漏れます。
持ち歩いている「スペシャルドリンク」は、コラーゲン入りの美容と健康に良いとは言え、泥水のようなビジュアルはおぞましくもアリ、同時に「ゲロルシュタイナー」か「クリスタルカイザー」かの見極めるほどの興味を持ちませんでしたが、つまりは飲み明かしたペットボトルを容器にする当たりに、この女性のそこが見えます。
服装の乱れは心の乱れ。専用のケースを用意するでもない、空きペットボトルの利用に、人間の本質が見えます。名より実という言い訳が通用しないのは、身につけるブランドの分かりやすさに雄弁です。
もっとも、こうして顔をさらして金持ち自慢をする品性に突っ込みをいれるのは野暮ですが、定期的に「セレブ風スター素人」をテレビ局は作りたがります。与沢翼なんかもこのラインで、そういえば彼を地上波で取り上げたのもTBSでしたね。
先日、保険の見直しを迫られました。諸処の事情から、十年ほどお付き合いしている保険のおばちゃんなのですが、支払いを維持したままにすると、保険内容が大きく下げられる契約を提案されました。
年を取るとは死ぬリスクが高まるので致し方がありません。そして現時点において、先の諸処の事情により保険会社を変えるつもりはないのですが、しかし、あまりにも変わる保険内容に、近所の雑貨屋・・・もとい、島忠ホームズ草加舎人店に出店している「みつばち保険」に相談に行きました。
時間の関係からざっくりとした内容だけでしたが、根本から見直す方が良いとのアドバイスを暮れたのは50代の男性。変えるつもりはないのですが、親切にされると「次」の「きっかけ」にはなります。
というわけで壇蜜のCMだけではなく、実用の面からも名前を覚えていた「みつばち保険」の名前を「真夏のおーくぼんぼん」に見つけます。
そう、先ほどのゴージャスな生活を披瀝した女性、みつばち保険の社員(詳しい契約形態は存じませんが)だったのです。
日本の保険会社は「暴利を貪る」と言われ改革を迫られています。その仲介業者の社員が、タワーマンションに住みシャンパンをポンポン開けて、我が世の春を謳歌しています。
近所のみつばち保険で説明してくれたオジサン(さして年齢は変わりませんが)には悪いですが、「次」のリストから除外決定。儲けることを悪いとは言いませんが、命と健康をお金に換える商売として、わたしは彼女と彼女が所属する組織に1円も払いたくないなぁと思う訳です。
保険のおばちゃんとの諸事情とは「義理」。ただ、これももうすぐ満期になるので、親身になってくれた分だけ本当に乗り換えを考えていたのですがね。
そして驚いたのがもうひとつ。本稿執筆に当たり「真夏のおーくぼんぼん」で検索すると、13分前のTwitterがグーグルの検索結果に表示されます。すごいね、グーグル。