久しぶりにサッカーの話しをします。
ダメでしょ。ザック。これも安倍首相と同じく、大政翼賛会になっていますが、どうしてダメ監督と批判しないのでしょうか。
選手の問題はあります。まいど毎度のボールこねくり回し病は、すでにお家芸の域に突入していますが、それを放置しているのは監督です。
まず、いつものことですが「得点力不足」。本田がマークされるのは当たり前のことで、マンチェスターユナイテッドで出場機会のない香川が本調子でなければ・・・ということの前に、Jリーグで得点王争いをしているのは、大久保嘉人と佐藤寿人。どちらも元代表。
若手というなら渡邉千真は若干年齢高めですが、川又堅碁は24才になったばかりです。得点ランキングでは大久保が首位で、他3名が同点の2位として並びます。
誰も代表に呼ばれていません。サッカーは名前でプレーをする競技ではありません。海外で活躍しているからと0.5点が入ることもありません。
一流のアスリートにだって好不調の波はあります。むろん、超一流選手になれば調子を上回る能力がありますが、我らが代表に現時点で超一流は一人もいません。いや、世界のサッカー強豪国でも超一流の選手は、数年に一度しか現れません。
だから、そのとき、もっとも元気な選手を招集する権利を、代表監督はもっているのです。
さて、ザックはなにをやっているでしょうか。ワールドカップまで、のこり1年を切って、選手を固定化できていないのに、調子の良い選手も使わない。協会が動いても良いのですが、まずはファンやメディアが声を上げるべきでしょう。
渋谷のスクランブル交差点でバカ騒ぎをする連中は、いまこそ、日本サッカー協会のまえに集結し、ザック批判をしなければ、来年のワールドカップで惨敗という屈辱を得るコトでしょう。ま、それはそれで街が静かで良いのですが。
そしてもうひとつの守備。
吉田麻也に要の能力はありません。というか、攻撃力を強化すれば、吉田の攻撃参加はむしろ不用です。攻撃参加して守備に穴ができることを「本末転倒」といいます。
オリンピックの敗退も吉田によるところが大きく、彼の能力を否定はしませんが、彼の能力に日本の守りを任せることは、その結果も自ずから明らかと言うことです。
で、サッカーのセオリーとして、守備が崩壊しているときはどうするか。「にわか」の意見に過ぎませんが、20年近く「にわか」を続けていれば一般論はわかります。
「ベテランの招集」
ベテランは何をすべきか、何をしてはいけないかを理解しています。身体能力で若手に後れを取ることがあっても、若手が舞い上がって前掛かりになったときは、反比例するように落ち着いて守備に戻るのはいわば「つるべの動き」です。
この連動性がザックジャパンの守備で欠けているもの。
ボンバーヘッド中澤はさすがに年齢がいっていますが、デフェンダーはさほど年齢の影響が少ないポジションですし、闘莉王だってまだ現役です。
来年の本戦に招集するかはともかく、いまのデフェンス陣に欠けているものを教えることはできることでしょう。
また、選手交代もいまのバカな若者風に表現するなら「イミフ(意味不明)」です。昨夜の試合も勝ちに行くのか、1失点で終わらせたい(そんな目標ありえませんが)のかわからない選手交代です。
選手交代とはベンチからのメッセージ。巨神兵ハーフナーマイクを投入したのに、ロングボールを放り込むのか、FKやCKによるセットプレイに持ち込むのかはっきりしません。一事が万事です。
そこで結論はやはり「ザック解任」。
そして「カムバック ジーコ」。
来年のワールドカップ開催地はブラジル。ブラジルのスーパースター「ジーコ」を招聘できれば、たぶん勝ち点2ぐらいプレゼントしてくれることでしょう。
勝ち点は冗談としても、ジーコがいればホームゲームと同じです。彼の姿を見ただけで、ブラジルの民はサンバを踊り始めます。冗談です。
それぐらいの「ハンデ」を貰わなければ、決勝トーナメント進出など不可能であるのがザックジャパンです。