ウジテレビ、もといフジテレビ『ほこ×たて』のやらせが発覚しました。
20日に放送された「スナイパー軍団VSラジコン軍団」に出演したラジコン側の広坂正美氏が、「偽造された編集内容が余りにも酷かった為、事実をお知らせする事に致しました」と告発したことで発覚。
内容を相当改変しており、ここで記すのは面倒なので、元日テレディレクター水島宏明さんの記事が詳しいのでこちらをどうぞ。
□フジテレビ「ほこ×たて」のヤラセ 「以前からあった」なら“社長辞任” “民放連除名”も
そして気になったのが、先日の「ドリル対決」。連敗続きのドリルチームは中小企業連合で開発とのことで、首をかしげたのは、あんな小さなパーツひとつ作るのに、船頭ばかりを集めたら、決まるものも決まらないのに・・・ま、奇跡的に意見がまとめることもあるでしょうし、「演出」に突っ込むのは野暮というもの。
もうひとつ直感的に気になったのが「デフェンシングチャンピオン」だった金属メーカーの担当者が後進に道を譲ります。なぜでしょう。
「無敵の金属」
となれば宣伝効果も高く「社命」としてもやらせるところなのに。もちろん「温存」という選択肢もアリ、消極的ながらそうなのかなぁと一番搾りを飲み干していました。
でも、こうしたやらせがあきらかになれば、思えてくるのが「演出」の存在。あくまで想像に過ぎません。が、
「そろそろ、ドリルに勝たせて番組を盛り上げたいんですね」
と打診されれば当然断ることでしょう。しかし、と懇願されれば、番組出演の反響からの感謝も制作スタッフへもつものです。そこで妥協案が「後進」だった・・もちろん、邪推です。
やらせと演出の境界はとても曖昧。エンタメがガチと叫ぶのは、そういうパッケージであることはAKBをあげるまでもなく当然のことで、これを批判したりはしません。しかし、ブログでツイッターで素人が情報発信できるご時世に、出演者という、もっともヤラセの同意を得ていなければならない相手の同意を得ずにヤラセを放送したのは論外。
それは制作会社の社長のブログに明らかです。
「ザ!世界仰天ニュース」「ほこ×たて」の総合演出で“厨子王株式会社” 社長 石田昌浩のブログ
http://ameblo.jp/ishida-masahiro0302/
この最新エントリーは今年の8月26日のものですが、タイトルは「折れない心」。この期に及んで謝罪を掲載しないところに、この会社の性根が垣間見えてきます。