エセエコに通じるのですが、Web業界ってなんだか大きな自然や
調和や地球市民を目指したがります。
これは宗教に発する文化の違いで、アメリカ人達は多分本気で
そう考えているのでしょう。一神教の民は、神の御名のおいてなら
自然を管理下におけると本気で信じています。だから、エコでも
Webでもリアル社会の生き写しに置き換えたがります。語弊を怖れ
ずに踏み込めば、神が作りしこの世界なら、Webの世界もそうなる
ことでよりよくなると信じているのでしょう。
しかし、電脳空間は電気の供給がなければ成り立たず、技術進歩とは
人間の恣意的な作業の賜で、紙の御技が関与する場所ではありません。
そして自然と和す日本人には、自然を支配下に置こうとする感覚に
馴染めないのです。
これが日本のWeb業界が世界で戦えない理由。
それは米国流の考えをありがたがって信奉するから。
日本が世界に打って出るには「日本流」です。ところが金魚鉢の
なかで議論が繰り返され、米国製のエアーポンプをありがたがります。
■マイコミジャーナル
Webトレンドが破綻する理由は金魚鉢という「エコシステム0.2」
http://journal.mycom.co.jp/column/itshacho/120/