マイコミジャーナルでの連載「エンタープライズ0.2」で
バカ・・・滑稽な人間模様をコラムとしておりますが、これを
実名で書いていたら、今頃、たいへんなことになっています。
なにせ実在の企業でのできごとを書いており、インサイダーしか
知り得ないことを取り扱っているからです。
また知人の話などは細心の注意を払い、情報源を隠すように
状況説明などを工夫しています。
そして名誉棄損はそれが事実であっても成立します。
で、「関係者」。便利な言葉です。入手先が、会社内部でも
社長の友人でも、取引先でも親戚でも「関係者」です。
例えば「取引先の証言によれば」とするとどうなるか?
記述内容により特定することは容易でしょう。すると
取材先に多大な迷惑をかけることになります。あるいは
「取材に応じた部下は」としたら、彼の月給が下げられるか
デスクがなくなるリスクが極大化します。
ですから「関係者」。
民主党の「妄想発言」はひとつの個性ではありますが、
検察のリークと囃し立てるのには閉口します。
仮にこれを
「石川議員と親しい民主党衆院議員によれば」
とすれば、党内の犯人捜しが始まり、同時に報道機関は
取材協力者を失います。信賞必罰ならぬ信賞厳罰の小沢天皇の
民主党を報じる記者の「配慮」だというのが私の見立て。
そして報道も偏っているとは・・・はぁ。
あのね。経験が浅いのでご存じないのかも知れませんので
民主党の皆さん、並びに支持者の皆さんに教えてあげます。
(この上から目線から私の呆れ具合をお察しください)
「与党は批判されるもの」
それが政権の重みでもあるのでちゅよ。
メディアを批判する前に党内にいる長妻昭や蓮舫といった
「マスコミ経験者」に話を聞いてごらんなさいな。